「この超地雷ヘテカモは宇宙そのものをも破壊
  する威力なのです! それを巨神が踏んだら
  ・・・くくく」
 「・・・宇宙に浮かんでるこいつを、通りがかっ
  た巨神が踏む確率は?」
 「そら、0,00000X∞ くらいっすか」
 「ダメじゃん!」
 「ところが、大きさを2倍にすれば、確立は
  2倍! 1億倍にすれば確率も1億倍に
  跳ね上がるって寸法でして!」
 「おお! それなら!」

           *

 「コスモー、なんかでかいの浮いてるよー」
 「よけて通ろう」

 スパロボα3日記 第58回

 「4万以上はいっぱい」

 DSアウトしたらいきなり戦場でした。トイレ行く
 間もありゃしない。
 「今、いきなりイデオンのゲージが跳ね上がったぞ?」
 「コスモー、漏らしたよう」
 と言ったのがデクなのか、カーシャなのかで大違い。
 「すまん、わしや。ベントや」
 「ああ! イデオソードの暴走が・・・」
 ・・・ベントさん、今回存在すらしません。いたら
 絶対{ひらめき}もってるだろうにねぇ。

 とにかく敵が多いんで、旗艦バイラルジンを一点突破
 で落せとのことだけど、そのまわりには戦艦ユニットが
 ゴロゴロ。これは最終面をひかえて稼げという神の声だ
 と見た。
 ちっちぇー機動メカのアディゴや戦闘機は無視して大物
 だけを狙っていこー(ALL攻撃は便利なんだけど、敵
 の数に応じてダメージが軽減されちまうんで、大物を狙う
 なら、そいつ単騎にデカイ武器をブチこんだほうが効率
 いいんだ)
 重機動メカは射程の長い武器で待ち構えてるんで、こっ
 ちもリーチの長いザザビーなんかに先陣を切らせて対応
 していく。 カミーユやアムロがニュータイプ用MSに
 乗って集中かけてるかぎり、バッフ・クランのユニットに
 当てられるヤツはいないからね。

 が、バイラルジンまであと半分くらいの位置まで来た時、
 「宇宙怪獣です! 宇宙怪獣の軍団が襲ってきました!」
 増援に宇宙怪獣出現。
 「ええい、少し早いがヘテカモ・・・いや、ガンド・ロワ
  起動!」
 「え? お蔵入りになったんじゃないんスか?」
 「当時の事情だ! 土に埋めとけ! ガンド・ロワ!発射」

 超新星のエネルギー集めて打ち出す宇宙最強の砲台らしい。
 バッフ・クランほ元々イデオン対策というより、地球に
 おけるバスターマシンV号みたいに、対宇宙怪獣の切り札
 として、この超兵器を用意していたらしい。
 勿論、怪獣側もBMV号を襲って来たようにガンド・ロワ
 にも襲いかかって来たってわけ。 スパロボってこのへんが
 面白いよね。
 で、宇宙怪獣、αナンバーズ、結構な数のバッフ・クランを 
 のみこんでガンド・ロワが放たれた。

 「やった・・・巨神とαナンバーズ、全てを巻き込んだ」
 「おめでとう、ドバ総司令 これであとはズオウ倒して
  天下を取るだけだな」
 「いや、それがな、ギンドロさんや、バッフ・クラン本星
  隕石の直撃くらっちゃって、ズオウも天下ももうないん
  だって」
 「なんですとー!!」
 「しょうがないから、半分のこった二万の将兵率いて、ロゴ
  ダウの異星人の星でも取ってやろうと・・・」
 「・・・今、なんといった? ドバ」
 「いや、ロゴ・ダウの・・・」
 「その前だ! 半分残って何万だって?」
 「・・・・2・・・」
 「じゃ、元々4万!? 半径5光年の包囲網引いてたのが
  4万!? うちのメカって人が乗るタイプばっかしだよね?
  4万!?」
 「・・・ごめん・・・富野汁のむと計算ができなくなって
  コマンタレブー」
 「そんな東京都知事しか笑わんようなギャグで誤魔化せるかー」

 ・・・まぁ、富野アニメは数値を聞き流すのが観賞のコツって
 ことで・・・で、そんな数値で話が進んでるもんだから

 「あー、すごかった、死ぬかと思った」
 「いや、原作じゃ死んでるんだけどね」
 味方全員無事。

 「なんでじゃぁぁぁぁ!! 超新星のエネルギーぶつけられて
  なんで無事なんじゃぁぁぁぁ!!」
 「いやー、そんなもん、ワープ航法0、0000・・・1回分の
  エネルギーにもなんないし」
 「うきぃぃぃぃ!! 決戦じゃぁぁぁああああ」

 で、ガンド・ロワの上でバッフ・クランとの決戦。当然宇宙怪獣
 も増援に出る。 次のガンドロワ発射までにケリをつけろという
 んだが・・・ガンド・ロワって超新星エネルギーを結構小出しに
 使うんだね・・・一回にまとめて撃つんだと思ってた。

 戦いはもう、ほぼ一方的・・・、死ぬ覚悟の奴は生きる覚悟決めた
 奴には勝てないっていい例だよな。
 (いや、ホントはデカイユニットばっかりで小回りきくのに当て
  られないだけだけど)
 「もういいでしょう? 仲良くしようよ父上」
 「やかましい!! こうなった以上、もはや戦うのはわしの業だ!
  カララが異星人に寝取られた怒り・・・」
 「あー、誘ったのわたしー。っていうか、疲れて寝てるとこ、
  こっそり{にゅっ}てな、」
 「・・・・ハルルが女だった怒り・・・」
 「そのわりに、高校はセーラー服のとこでないと許さん! とか
  わめいてたくせに」
 「・・・とにかく腹たつんじゃぁぁぁぁ」
 ドバさん最後の攻撃を熱血ゴルディオンクラッシャーかまえた
 GGGに挑んで死亡・・・自分よりでかいもの構えたやつになら
 勝てるとおもったんだろかねぇ

 そして、ガンド・ロワの爆発から逃げるようにDSドライブを
 かけると・・・出た先はBMV号を守るαナンバーズ残り半分
 のいる戦場でした。 なんてこった!

 今日のお言葉「3以上の数がたくさんになる世界は幸せ」

 PS 銀英伝なんか、数千万単位で死んだ、生きたやってる
    けど、舞台はほんの惑星回り・・・そもそも万の単位
    の宇宙戦艦作れる世界のGNPってどんなだ?
    どえらく豊かなんじゃないかと思うんだが・・・

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