「おかぁちゃん、帰ってきてくれー。お父ンが
 変なってもーたんやー。 黒いかまぼこ板
 並べてブツブツ言うたり、オレンジジュース
 の中で変なシーモンキー飼うたり、背中曲がっ
 たロボットこさえたりしとるんやー。
 おかぁちゃん、帰って来てー」

  ・・・ごめんなシンジ、おかぁちゃん
  かえりたないねん・・・あの人が変な
  ヒーローの生首かかえて、シルバー仮面
  のBOXやねん、いっしょに見よて、眼ぇ
  キラキラさせながらいうた日から・・・

スパロボα3日記 第52回

「私はおまえの母の夫だ!」

突然、使徒ゼルエルが涌いたんで、エヴァ3機が
出撃。最強使徒と呼ばれたヤツ相手にどれだけ
行けるのか、倒す方針で行くのか、味方本隊が
出るまで耐えるのがいいのか、これはスパロボの
場合、明確な正解が用意されている。 勝てない
局面は勝てないのだ。

とりあえず、防御の堅いシンジで攻撃をしかけて
みると、結構削れる。これは3機で倒すパターン
だなってんで本気で倒しにかかって2ターンで撃破
もう全機s2機間は持っているんで、食べません。

これで終わりなわけはないよな、とか言ってるうち
に、
「呼んでるわ・・・」
「メッグーミって?」
「・・・・・」
「蹴ったよう、綾波が蹴ったよう」

とかいって撤退。かわりに出て来たのが・・・
「白いのが、白いのが来たよう」
エヴァ量産機出現。シンジがなんでだかビビっちゃって
動けない。どっちかってーと、コレにトラウマあるのは
アスカじゃねーのか、と思ったら、こっちは復讐の鬼と
化している。いや、1機じゃ勝ち目ないから・・・

勝利条件どころか、熟練度条件が弐号機を2ターン生き
残らせること、となってる。
つまり、生存すら難しいってことだ。
とにかく、攻撃を食らう回数が少しでも減る位置に逃げ
防御の一手をとるが、量産機の射程はどえらく長い。
そこにもってきて、アスカってのは見事に守りに疎い
キャラに設定されていて、防御系のコマンドひとつも
なし・・・いや、唯一必中と同時にひらめきがかかる
直感を持ってた。とりあえず一回分はしのげる。
2ターンで2回分の軽減でしのげるか・・・終わって
みるとHP200・・・ドラクエ換算だと2、ってとこ。
敵にもう一回でもクリティカルが出てたら終わりでした。
(いや、ゲーム的には落ちてもいい条件だったんだ
 けどね・・・なんか、この子痛々しくてあんまし
 いじめたくないんだ)

で、そんなプレイヤーの気持ちも知らず、集団ボコモード
に突入する量産機(婉曲表現だよな、コレ)
味方の登場イベントで食われはしなかったものの、アスカ
は撤退。
こっちも数をそろえて戦ってみると、やっぱり再生機体の
せいか、さほど強くもない。
特にフェイ・イン・ザ・ナイトの攻撃が当たるともう、
ものすごいやられビジュアル・・・これからやろうって
人はフェイの支援攻撃を是非量産機に当ててみてね。

まぁ、予測はしてたけど、敵全機を倒すとまとめて復活。
暴走状態に入った初号機とアレをナニして、段取りどうり
生えてくる巨大ハダカ綾波。
「みんなで一つになろうよ 心を一つにするんだよう」
「いやよ!! あんたなんかと一つになりたかぁないわよ」
アスカさん絶叫。 手元には必死で隠すシンジくん総受け
鬼畜系ホモ(ボブじゃなくて)同人誌。
「俺もいやだぁぁぁ!! 隼人といっしょはいやだぁぁぁ」
「ああ! そうなのか竜馬!! 俺はムサシのむちむちが
 むちむちが・・・」
「どんな妄想を・・・」
とにかく、全員イヤ、ということで合意をみたので、量産機
とアレ状態の初号機を撃破・・・さほどに大変でもなかった。
コマンドあるもん。

で、補完に失敗して、自由の身となったシンジくん、諸悪の
根源であるパパと決着をつけるため、セントラルドグマへ。

「おお、来たか! 私の奥さんの子供! で、その奥さんと
 チャチャクリしたのは私、つまり私の子供!」
「そこまでひねくらないと親子関係を理解できないほど拙い
 んかい、おっさんは」
「そういう世代なんだよう・・・あ、娘なら素直にかわい
 がったかも」
「娘としてか? ただ、かわいいモノとしてじゃないのか」
「いや、かわいいという意味では、お前だってかわいいんだよ
 でも・・・ティンティンついてるし・・・なんかちっこい
 自分みたいだし・・・」
「・・・あんた、ひょっとして、息子ってもんと出会って
 はじめて自分以外の{人間}を認識したんじゃないのか?」
「んー、ゆいちゃん、やさしいもの。冬月、便利なもの、
 キール、かばぼこ板・・・ほかの人、ただそこに居るもの」
「・・・・なぐる! なんか、ちょっと前の自分を見るみたい
 でハズいから殴る!!」

初号機のコピーである初号機2をボスに展開する量産機。
戦闘開始と同時に味方も出たから、さほどに困ることもなし。
アスカと、レイのかわりに零号機に乗ったカヲルくんが
参戦。
「カヲルくん! どうしてここへ」
「ふふふ、今は言えない」
「いままでどこに」
「ふふふ、今は言えない」
「冬コミには新刊出るんでしょうね!?」
「ふふふ、今は言えない(汗)」

結局、いつもながらわからんヤツである。人間、{好き}
とさえ言えれば、あとのことはどうでもいいんだな、と
教えてくれる得がたい存在だ。

で、全ての敵をたいらげると、パパ、初号機2の爆発とともに
消滅。シンジくんみんなに拍手されてたりする。なんでか
しらないけど、レイも参加してたりして・・・どうせ聞いて
も答えちゃくれないんで、そういうもんだと納得しとく一同。
大人になったんだねぇ、みんな。

今日のお言葉「人類総スワップ」

PS 他人と自分の領域をどう認識するのかってのが大人
   になるってことなんでなぁ・・・その領域が初手から
   無いってんなら、そりゃ楽かも。

   ゲンさんの場合、自分とカミさん以外の人間は存在
   しなかったから人類全員と溶け合うなんてことの
   完成予測はなかったんじゃないかなー、ゲンさんの
   感覚で全員と溶け合うとまさに・・・ 

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