「人類の歴史の裏で連綿と伝えられてきた
 恐るべき格闘技があった! 」

「師匠! その格闘技を会得するために
 あなたをさがしていたのです! 」
「・・・よかろう。 我が格闘技の精神は
 あえて敵の懐に己の弱点をさらし、その
 逆境に打ち勝つという点にある。
 まず、相手と拳二つの距離だけをおいて
 向かい合うのじゃ」
「うう、なるほど。もう完全にお互いの
 間合いの中・・・どんな攻撃が来ても
 不思議じゃない」
「そして、お互いのキムタマを握り合い、
 3秒の間に相手を悶絶させたほうが・・
 ・・・こりゃ、帰るな」

スパロボα3日記 第56回

「お茶の間劇場{娘の帰宅}」

早いとこ銀河中心殴り込み艦隊に合流したいと
あせってるとこに、バッフ・クランのハルルさん
が艦隊を率いて現われた。
「あ、姉さんです。和平をよびかけてみましょう
 姉さーん、わたしのラブラブでベタベタで幸せ
 200%のダーリンからお話がありまーす」
「えー・・・」
ちゅどどん! ちゅどどん! ちゅどどどどど
「うわ、いきなりものすごい勢いで撃ってきたなぁ」
「まぁ、実は俺だって撃ちたかったけどな」

こんな妹持ったら、生涯不幸なんだろうなぁ。
子供のころクリスマスで、ケーキの上の飾り物、
ごねる妹に全部取られて、なんとかセルフコントロー
ルしてのけたところへ、妹が照れくさそうに、クリス
マスのプレゼントだよ、とかいって、さっきケーキの
上に乗ってて今や顔面が微妙に溶けたマジパンのサンタ
はいった袋を渡されて、もって行き様のない怒りを
こめて妹の顔見たら、この世の慈悲を全てあつめた
ような微笑みでこちらを見ていた、とか、そんな
思いででいっぱいなんだろうなぁ。

「イデが殺し合いを仕向けるなら、我々はそれに乗っ
 てはならないのです! 殺すのは姉だけにしましょう」
「・・・ねえちゃんに恨みでも?」
「え? 全然ないですけど?」
足元にあるのが踏み台だと気づかないやつ、いるよね。

まぁ、イデの云々はホントなんで、ハルルの旗艦のみ
を狙う感じで進軍。とはいっても、敵は襲って来るんで
落していいのかどうかわからない。 いつぞや、敵を
何機以上おとしたら敗北なんての、あったしな。
一応敗北条件には書いてないけど、念のために獲得資金
の低い敵は残しておくことにする。

で、ハルルさんを落すと、
「い・・・今、カララが笑った! 笑ったな!カララ!」
「やだなぁ、姉さん。お腹の子が動いたんですよう。
 姉さんが死のうが生きようが私なんとも感じませんから」
「きぃぃぃぃぃぃぃ!!」
突然のDSドライブ発動で、舞台は姉戦場から父戦場に
移行。ドバ・アジバのバイラルジン率いる艦隊が展開する
マップにDSアウトした、ってのかさせられたってのか。

で、ここでも交渉を試みようとする
「・・・カララの口押さえといてくれ」
が、バイラルジンは通信を拒否。有無を言わさず戦闘に。
こうなったら、旗艦にのりこんで交渉してやる! てんで
勝利条件が、ソロ・シップのバイラルジン接舷となる。
ちなみに、ソロ・シップの撃墜は敗北条件。
・・・イデはわしらに虐殺をさせたいらしい。ソロ・シップ
が通る道の敵、全部落としとくしかないやんか。

で、ゆるゆると進行を始めると、またまた突然のDSドラ
イブが極小規模で発生し、カララとジョリバがバイラルジン
へ。しかも全機体への中継つき。
「イデはどこまで問題をこじれさせたいんだろう」

「・・・カララなのか?」
「父上、お久しぶりですー、いやーもう電車混んでもうて
 夏に来るのはえらいわ。あー、そこで吉田のおばちゃん
 の合うたよ。あとでスイカもって来るて」
「そおか、・・・まぁ麦茶しかないけど・・・こら、
 くつろぐ前に、仏壇いってチ−ンしてこいて・・・・
 やめんかい!! ことごとくを自分の世界に染めようと
 する、その癖!!」
これくらいで怒ってたら、このあとの話は出来ないよ。

はい、案の定、出来ちゃった報告したら激怒。包丁と
二木で買ったゴルフクラブ振り回しておっかけてくる。
なんとか機動メカ盗んで逃げ出すと、砲撃で撃破!
「うわぁぁぁぁぁ!! なんてことするんだ!! カララ
 さんは希望だったんだぞ! あの人がいるから、イデは
 いやがってあんまり発動しなかったんだ!! おまえら
 責任とってくれるのか!!」
「やかましい!! イデに呑まれるのと、カララに付きまと
 われるのと、どっちがいい!!」
「・・・えーと・・・」

ところが、そのイデさんカララとジョリバをバリアで包んで
助けている。
イデと語らうオトコ、ベスが聞いてみると{死ぬと、あいつ
と融合せにゃならんし}とのこと。

勝利条件が、誰でもいいからカララのいるバイラルジンの横
まで移動する、になる。これなら集中かけたバルキリーを
向かわせれば問題なく到達できる。

資金の方は増援で出た宇宙怪獣で稼がせてもらうとして、
バッフ・クランの方は、やはり少し手控えておくことに。

カララを救出すると、またDSが発動し、味方撤退。
ドバ・アジバの号令のもと、バッフ・クランの大追跡網が
始まる。 上がこれだけ感情剥きだしのとこ中継で見せら
れて、それでも命捨ててしたがうバッフ・クラン兵は
サムライの鏡だよなぁ。イデもこの辺を見てやれよ・・・

今日の御言葉「人のパワーは人格や能力に関係しない」

PS むしろ、人として悟ると存在感は小さくなる。
   全てのアホを廃した人間は居ないのといっしょ。

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