「海底から寝ているおねぇちゃんを発掘しました」
 「なに!? 寝ているのか!」
 「はい、何をやっても目覚めません!」
 「そうか!・・・・何をやったんだ?」

   何かやっただろうなぁ

第26回「寝たきり美女と嘘つきおやぢ」

 「う、なんだこの、惚れてる女にいいようにあしらわれーの、
 周辺にはオモチャ扱いされーの、上司には生暖かい目で見ら
 れーののガキは・・・」
 「う、なんだこの、惚れてる女にいいようにあしらわれーの、
 周辺にはオモチャ扱いされーの、上司には生暖かい目で見ら
 れーのの軍人さんは・・・」

 レントンくんとドミニクさん、1Pと2Pの出会いでした。
 なんだかんだで意気投合したんで、ティファちゃんの居所
まで教えてくれるドミニクさん。(一応、フロスト兄弟の真意
に探りを入れるのに役に立つだろうとの思惑あり)

 んで、はりきるお子様レントンくんと、同じくお子様ガロード
くん、ティファがいるというゾンダーエプター島へ。自分の下僕
はともかく、電波仲間のティファが心配なエウレカもついてきた。
 「おお、兄ちゃんたち、観光かい?」
 声をかけてきたのはカトックというおっさん。ちなみに島に
観光施設はない。
 「は、はい、観光です」
 お子様はウソつきでアホなので適当な返事をする。
 「はいーダメー、侵入者ー」
 
 迎撃に出てきたのは変なモビルスーツ。
 「なんだあれは! 」
 「商標登録の都合上、Gビットとしか名乗れなかった本名
  ガンビットだーっ!」
 無人機で、そこそこ強いらしいが、マーベルコミックよりは
弱かったらしい。
 で、あっさり捕まってしまう子供2人。

 尻拭いにフリーデン登場・・・案内してきたのはカトックさん
勿論ワナの中心までご案内。
 「わははは、だまされたな!」
 「うむ、案内ご苦労」
 「へ? いや、だましてワナの中に、だねぇ?」
 「わしら、ロボット物の主人公はワナにはなれてる。いや、
 ワナであれば、あえて飛び込む習性を持っているのだ」
 「・・・はぁ、なんか調子でないな、こいつら」

 んで、さらにそれを救助に味方本隊登場。ホランドが基地に
単身乗り込むんで、援護しろとのこと。
 迅速覚えてて、空中ユニットであるホランドに対して、あとの
連中は脚が遅い。迅速持ちのジロンは飛んでないんで、海マップ
に脚をとられて鈍足だし。とりあえず、ホランドには集中かけて
単独先行してもらう。

 基地の中じゃ、フリーデン艦長のお月さまマニアジャミルさん
が昔の彼女と出会っていた。
 「海の中で眠っていたのを引き上げたのだ! ニュータイプ
 だそうだから、マシンの制御チップに使わせてもらってるぞ」
 「・・・ニュータイプってそんなもんだっけ?」
 「うむ、近くに置くだけで肩こりが治るし、金運もアップ!
 体重が無理せず減ったと喜びの声が・・・ちなみにオレの
 欠点はあきらめがいいのと、ウソつきなことだと死んだ女房
 が・・・」
 「いや、あんたのウソ、誰もだませてないから・・・」
 カトックさん、あまりに唐突な登場だったわりにこのマップ
での存在感大きいから妙に浮く浮く。
 「・・・あなたとはもう会えない気がするわ・・・このマップ
 終わったら・・・」
 ティファさんにまでイヤな予言される始末。ファーストで言うと
ククルス・ドアン低度の存在なんだろうか。

 ホランドさんが進行しつつ削ってくれた敵を落としつつ、本体
前進。立ちふさがるのはセコいMSばっか。別方向がら追撃して
くる2部隊ほどがバリアが強力なモビルアーマーなんだけど、
来るの後ろからだしな。ひたすら前進の今回は問題にならない。
 ホランドさん、3ターンくらいで基地到達。

 「オレはなー!! 師匠の娘にふられて、その弟にまで女取ら
 れた不幸な男じゃーい! 怒りのパワーをくらえーぃ!」
 ホランド大暴れ。
 「うう、たしかにフラレ男のパワーには勝てない・・・」
 「でもコイツ、モデルのカノジョいますよ?」
 「レントン! 余計なことを!」
 「ちくしょー!! カノジョいるくせにー!!」
 怒りの大激戦の末、ホランド勝利。レントン死ぬほど殴られ
ました。

 そのころ脱出のついでにGXを回収したジャミルさん、眠ってた
お姉さんの巨大モビルアーマーと対決中。どうやら昔、自分の上司
だった女性らしい。本人は寝てるだけだけど手強いよ。

 またまた一方、裏切ったカトックさんに牢から出してもらった
ガロードくん、ティファといっしょに脱出。
 「なんで助けてくれたんだよ」
 「いや・・・その、もうちょっと出番ほしいから・・・」
 「ダメよ・・・このマップまで」
 「ひぃぃぃぃ」
 カトックさん警備兵に撃たれて戦死。ガロードくんはその隙に
新型GXをかっぱらって脱出。
 ついでにサテライトキャノンで画面にはびこっていたGビット
を大半始末する。いや、それはありがたいんだけど、寝てる姉さん
のMAが・・・
 「ジャミル、聞こえる? ティファちゃんの口借りて話てるんだ
 けどね・・・」
 元上司の居眠りお姉さん、ジャミルに語りかけてくる。
 「ここ寝心地悪いから、海の底にもどしてちょうだい」
 「はぁ、じゃ攻撃やめてもらえますか?」
 「あ、それムリ。動かしてるの私じゃないし」
 「えーっ!」
 「モタモタしてると、キミがアタシのノーマルスーツ洗濯する
 時に尿とりパット舐めてたこと公表するわよ!」
 「ウソつけぇぇぇぇ!! アレはニオイかいでただけじゃーい」
 「かいどったんかい」
 「さらにはジャミルくん、ノーマルスーツのさらにヤバいとこ
 に・・・」
 「しねぇぇぇぇ!!」

 巨大MA撃墜・・・お姉さんは海へと帰りました。

 で、ティファ奪還作戦の成功はいいんだけど、その邪魔しにも
出てこなかったフロスト兄弟、さっさと脱出。なに考えてるのか
今回ようわからんな、こいつら。

今日のお言葉「真実は嘘よりも鋭利な凶器」

  なんか、レントンが完全にイジメテ君であわれ・・・

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