「姉はエマーンの統治者の責務を捨てて出て行きました。
 本当に無責任でいいかげんで自分勝手でオオボケでアホ
 で行き当たりばったりで・・・」
 「・・・じゃ、出てって良かったじゃん」
 

第39回「捨てられてラッキー」

 ひさしぶりにZEUSU全軍が集結したところへケンカを
売って来るエマーン・・・・さすが軍事的には無能だ。
 全軍集結とはいっても、分かれてた時間が長すぎて結局
戻ってきた連中は改造浅くて使えない。 そろそろ広く薄く
の改造よりも、選別した機体を集中して育て上げないと終盤
の強敵には手も足もでなくなる。
 今のところ、主力はニルヴァーシュ、オーガス、ゲイナー
ギャリア、バルディオス、ゲッター、アクエリオンに主人公。
 これに復帰組のザンボットとゴッドシグマとターン∀に
ようやっと参加のダイターン鍛えて精一杯か。

 シャイアたちに気を使って、エマーン軍は旗艦だけを狙って
あとは極力落とさないようにと言われる。戦闘目標なんかには
入ってないけど、なんかのフラグになってるかもしれないんで
言われたとうり避けまくりでオーガス、レントン、ゲイナーを
旗艦に近づける・・・・結構数がいるから鬱陶しいんだこれが。
 人間のプレイヤーだったら命中0%の敵攻撃したりしない
だろうにねぇ。
 「いや、スカでも弾丸消費しないと次の予算回らないんです
 よ。上と軍需産業、結託してますからねぇ、ははは」
 まぁ、経済はそのほうが回るから、正しくないわけでもない
よな。

 で、ようやっと敵旗艦を落とすと、そこの艦長さんで、現
エマーンの統治者である(ここも最高責任者が先陣切って出て
るのか・・・人材のない世界だなぁ)シャイアの妹さんが
えらい怒ってる。
 「姉さん! 何を考えているの?」
 「え?・・・性欲上がっちゃうと肉食ってもおいしくない
 なぁ・・・って」
 「ボケてないんだよな・・・マジにこういう人なんだよな。
 特異点二人かかえて、どんな世界を作ろうと考えてるのか
 聞いてるのよ!」
 「性欲上がっても肉がおいしい世界がいいなぁ」
 「わーん、こんな話したくもないアホが世界の命運を握っ
 てるなんてぇ」
 「そうだぞ! シャイア。論点が違うだろ」
 「あら、桂? 間違ってたかしら?」
 「上がったあとの心配より、上がらないようにするのが
 先決だろう! できるかできないかの緊張感あってこそナマ
 は気持ちがいいんだ」(ぼこぉ!)
 「すいません、かかえてる特異点もコレなもんで・・・」
 絶望した妹さん、丁度チラムがやってきたんで入れ替わりに
撤退。

 「おお、できるかできないかの緊張感の結果があんなとこに」
 「やかましい!! ケツに時限爆弾つっこんでやるからその
 緊張感でも楽しめよ!」
 アテナさん、チラム軍として出撃してます。今回も終了スイ
ッチ役でしかないロベルトさんを落とせばいいらしいんだけど、
一応桂でアテナを説得してみる。
 「オレじゃないよ? キミのママが絶妙なタイミングで足を
 ロックさせるもんだから・・・」
 「死んで! 頼むから!!」
 「オルソン、この子、親にこんなこと言うんだよ? なんか
 言ってやって」
 「オレとしちゃ、お前に言ってやりたいことがあるんだが
 それだと途中で鉛弾に変わりそうなんでな」
 オルソンと桂は同じ小隊にしてしまったもんで、再度オルソン
で説得となると、もう1ターン消費しないといけない。難儀
だけど、やることはやらんとなぁ。

 色魔と朴念仁が娘をめぐってワイワイやってる間に、悪魔は
絶頂にむかって上っている。レントンくん、反撃でチマチマ敵を
落として、溜まりました気力150。出るよ一発!
 「う、」
 セブンスウェルで一気に半数近くを殲滅・・・恐ろしい子・・

 オリジナル敵軍のカラスなんかも出てきたけど、指揮官らしき
ものはいないから、ほんのにぎやかし。わりとあっさり片付けて
ロベルトさんも落とす。最後のセリフからして、これで絶命みた
いね・・・ご苦労様。多分、次のマップ行ったら名前も覚えて
ないでしょうけど。

 「えー、引き分けにしよう」
 チラム軍の最高指揮官さん、突然の和解提案。エマーンもそれに
乗るという。
 「いや、ロベルト死んだら前線指揮官いないんだよ。それじゃ
 戦闘できないし」
 「・・・チラムってまともな軍隊なんだなぁ」

 ZEUSUは世界全てのことを考えて、時空修復にのぞみます。
なんて希望的目標で一応両軍とも納得。もう戦えないんだから
仕方がない。無理が通って道理がひっこむ世界だなぁ。

今日のお言葉「何もするな。無能にとっては最高の選択だ」

  細かく働いてるミムジィよりも、それでもアホの
  シャイアのほうが目立つ。世界はそんなもんなのよ。

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