「叩いた犬は噛み付く。殺した犬は噛み付かない。わかるか
 キラ・ヤマト」
 「わかりますけど、ボクは人を殺したくありません」
 「殺しそこねた人間はな、人間じゃなくなる、鬼になるんだ」

 「アサキムが攻めてきたぞー!」

 「な、」
 「それでもぼくは・・・」
 「鬼になって、それでも殺されなかったらな・・・」

 「ホーラとゲバラとティンプが攻めてきたぞー」

 「・・・お笑いになるんだよ」
 「次回から極力殺すようにします・・・」

第33回「ふくしうの軍団」

 色魔桂木桂討伐を果たせないオルソンさん、使えないネゴシ
エーター雇って、桂と接触を試みるが、色魔の娘の乱入もあって
失敗。このまま帰ったら幽閉されたり洗脳されたりしそうだなぁ
ってんで脱走を決意。
 それを見抜いたチラムの攻撃を受けるが、「こっち」方面では
有能なネゴシエーターのサービス援護により、無事脱出。
 モロくて使い物にならないチラム軍が唯一得意とする、鈍い
スーパー系のビッグオーで戦わなきゃならない。

 必中かけとけば、1ターンは空振りしないんで、攻撃は良し。
防御面でも、チラムの火力ならそうは持っていかれないんで、
2ターンくらいなら戦えないこともないかな。
 それでも勝利条件である、コマンダーの撃墜はビッグ一体では
到底無理なんで、きっと増援があるはず・・・ほらでた。
 味方と・・・オルソンさんと色魔の娘アテナさん。このまま
チラムにいてもイヤな目しか見そうにないんで裏切ったらしい。

 こうなってしまえば、チラムはいつものザコでしかないよね。
いつも簡単に撃墜してる司令官ロベルトさんをさっさと掃除する
と・・・出てきました。いつも簡単に掃除してるアスハムさん
ホーラさん、ゲラバさん・・・それにビッグオーのかませ犬、
ベックさん・・・鬼の段階、遠にすぎてお笑いの人です。

 「うわ、もうあきた顔揃いだなぁ・・・ネタも浮かばないよ」
 「今回、名前持ちも一回り弱いしねぇ、ウザいからもう殺そう
 か?」
 「いや、あいつら、ウチの攻撃にかまけてよそじゃ悪さしなく
 なってる善良な悪役だしなぁ・・・・」
 「落としてくれる金と経験値はザコより多いし、強化パーツ
 もくれるし」
 「いいやつらじゃん」

 そう、鬼を越えた復讐者はけっこう良いヤツなんである。人間
なんでもやり続けると成長するんだねぇ。

 でもネガティブな成長はやっぱ正面向いてがんばってる奴には
かなわないらしく、味方のほうがずっと強い。今回もあっさり
勝ててしまいました。
 オルソンさんとアテナさんは自分さがしの旅(女づれで・・・
ただのやり旅じゃん)に出るそうで・・・・そういえばウチの
家出息子も、家出先のオヤジと一緒に援軍で来てくれたけど・・
 家出はどうだい?
 「オヤジのワキガと、それを隠す香水で死にそうです」
 ・・・けっして楽じゃなさそうだねぇ

今日のお言葉「人の縁は己の体に等しい。切れば後悔するし、
       それでも切らねばならない病巣もある」

   切って後悔しないようなのは縁てほどのもんじゃ
   ないんだから気にすんな。その低度のもんでも
   病巣としちゃ、随分祟ってくれることあるしな。

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