「夢!? 全ては夢だというのか」
 「そうだよ」
 「メガデウスも、パラダイムシティも」
 「夢だよ」
 「京アニでアニメ化てのも、わたしとドロシーと
 ノーマンが踊るオープニングも」
 「悪夢だよ」

   見たい気もするが・・・

第11回「メモリー・あおぎ未定・・・」

 突然パラダイムシティである。どうやら暑苦しい主人公さん、
あの時空のゆがみに呑まれて、こんなとこまで飛ばされてきた
らしい。で、一見さわやかでその実結構ウザいロヂャー・スミス
に拾われたらしいんだけど。
 「記憶がない・・・オレはだれだ?」
 「心配ございません。この町に住むものはみんな記憶がない
 のです」
 「うう、アニメタウン井草か!」
 いや、そりゃアニメの人物はリアルより800%増し記憶喪失
になりやすいけどさ・・・アニメタウンはアニメの登場人物の
町じゃないし。

 どうやら、ここに住む人は40年前以前の記憶がないらしい。
40年前、なにがあったのか知るものは誰もいない。
 もっとも、つい昨日のことが思い出せない主人公にとって
40年前のことはひとまずどうでもいい。
 拾ってくれたロヂャーが何か知ってるかもしれないってんで
どこかへネゴシエーターの仕事に出かけてるというロヂャーを
探しにアンドロイド少女ドロシーとともに街へ。
 「ロヂャーてのはどんなやつなんだ? 」
 「筋肉を増強して、少女にまで黒い服を強要するほどの黒い
 服マニアで、ミスジコウガイビルを眉のかわりにつけた
 ブライトさんよ」
 「・・・・えーと、つまり紳士のふりしたおこりんぼさんって
 ことかな?」
 「見事な正解だわ」

 ごっついブライトさん、あちこちでうらみを買っているらしく
街をちょっとあるいただけで、ドロシー人質にして恨みを
晴らそうなんて手合いが襲ってくる・・・もっとも・・・・
 「あんどろいどぱんち」
 無敵怪力ドロシーさんにかなうわけもなくどつきたおされる。
 「うう、こうなったら巨大ロボで暴れてやるぅ」
 「あんどろいどきっく」
 ・・・・本当なら、巨大ロボだってドロシーさんでカタは
つくらしいんだが、主人思いの彼女はいいところをゆずる。
 地面を割ってあらわれるメガデウス・ビッグオー。

 「ロジャー・スミスだ。暴力はやめたまえ」
 「やかましい!まさかり頭!」
 「なんだとう!!」
 ビッグオー、サドンインパクトの一撃で敵を葬る・・・ホント
におこりんぼさんなんだから。

 で、同時に出現する謎の包帯男シュバルツのメガデウスとその
量産型っぽいのいくつか。
 こちらも、ドロシーがガンレオンを「持って」きてくれて、
乗った途端に主人公の記憶も戻る。やっぱパラダイムの風土病
だったか。

 包帯男はなにやらなぞめいた言葉を連発してはいたけど、なぁに
どうせこの時点じゃなにも決まってないんだろ。沈めちゃえ。
どっちもデカくて鈍いんで、足とめてのノーガードバトルだけど
スパロボの常としてHP以外はこっちに分がある。負けはない。
 包帯をボコって倒すと・・・・
 「ふふふ、脱げば脱ぐほど強くなる裸身活殺拳!」

 包帯を脱ぎ捨てたメガデウス、正体を現す。
飛行可能なメガデウス・ビッグデュオ。

 更なる戦いか、と思ったものの、ビッグデュオはシティの
外に飛び去り、とりあえずは終了。
 主人公は仲間を探す旅に出発。ロヂャーたちもビッグデュオ
を追ってパラダイムシティを出ることになったらしい・・・
 ・・・なんかビッグオーの設定の根幹に関わらないか?
この行動。まぁ、あの設定スパロボ全体に生かすとえらいこと
になるからいいけどね。

今日のお言葉「短気で出来るネゴシエイション」

 職業として致命的だとも思うんだけど。

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