「オレはあの女のためなら、人だって殺す覚悟がある!」
 「ボクはあの女の今日あったオチのない話を笑顔で聞く
  覚悟がある」
 「・・・・まけた!」

第30回「坊主汁」

 「ン・バギの洗礼ざます! 額にヤマアカガエルの臓物を
 のせてクルシッピ踊りを踊るざます!」
 変なマッドメンになってしまったエウレカをなんとかする
ために、憑き物を落としてくれる坊さんを捜してもらおうと
協力派の連邦軍の基地に行く。

 こないだからいろいろと世話をやいてくれるレーベンさん
とかいう軍人さんとかその僚友のメガネ美形さんとか、その
上司である女准将さんとかが基地にいるらしい。 どいつも
オリジナル系の美形だから、きっと最終敵だな。 他にそれ
らしいの出てないからきっとそうだ。美形だし。

 で、ネットで坊さん情報調べてもヒットせず。かわりに
残りのZEUSUの面々の近況がわかった。
 「神勝平、学校でキレて学級崩壊・・・・」
 「カミーユ、いきなり通行人なぐる・・・」
 「グランナイツ、秋葉の禁止区域でメイドコス。普段着と
  言い張る」
 「クワトロ・バジーナ、イメクラで赤ちゃんプレイ」
 「・・・ああ、みんなあいかわらずだなぁ・・・あははは」
 微笑ましく笑う一同に引きつるレーベンさん。
 「なに笑ってるんです!悪事のかぎりじゃないですか!」
 「だって、そういう生き物だし・・・カミーユが人殴る
 のはゴミムシの死んだまねと同じで本能だし」
 ・・・まぁ、世間的にはひどいことしてるらしい・・・
 「きっと軍の命令だな。だからオレはさっさと離脱したんだ」
 胸を張るホランドさん。
 「ちがうと思うよ? それにこっちはもっと野放しだし」
 レントン君が正論を吐いてホランドに張り倒される。
 「おまえ! そういうセリフ言う時は、俺をふったお前の
 姉ちゃんと大竹しのぶに似てるんだよ! 超ムカつくんだよ」
 「そんな昔のことで殴られたんじゃあな・・・このあと
 あんたの女取ったら殺されるかもなぁ、ひっひっひー」
 「今殺しちゃるー!!」
 子供と大きい子供、ケンカ。 原作でもホランド株が急落
したころだねぇ。

 これ以上やらしとくとホントに死人が出ると思ったのか、
基地の人が坊さん情報を伝えてくれる。
 本人じゃないけど、同じような坊さんがチラムに捕まって
いるとのこと。さっそく奪回拉致に行くことに・・・やっぱ
こっちの部隊のほうが凶悪だよなぁ。

 チラムの母艦にレントンかホランドを隣接させれば勝利
らしい・・・が、加速すら持ってないレントンと、迅速持って
いるホランドじゃ勝負にならないだろ。モタモタしてるほど
ターンに余裕ないし、熟練度取るためには、ホランドに集中
かけて突破するしかない(レントンはどっちかってーと脳筋な
精神コマンドのため、集中も持ってない)
 アサキムさんなんかが増援に来てくれたけど、無改造機体
持ってこられてもな・・・守らないといけないポイントが増える
だけで難易度はかえって上がるじゃん。

 で、ホランドは敵旗艦に隣接するやいなや、警備兵撃ち殺して
坊さん強奪して、自分だけさっさと基地へ帰還。エウレカが
助かるならあとはどうでもいいらしいが、こっちもSP使い
果たしたあんたに残られるよりはずっといいな。
 なんせ、残った組にはさらにイベントがあって、美形の
アサキムさん、本性をあらわし、主人公を襲う。
 「ああ、ぼくは汗臭くて暑苦しい男の悲鳴を聞くとだんだん
 興奮してくるのだ」
 「練馬変態クラブに入りませんか? キミなら会長になる
 資格がある!」

 変態アサキムさん、主人公の心を責めるために少し真実を
語ってくれる。主人公の相棒である女の子は数年前、主人公
のミスで死んでいたそうな。でもヘンな光の玉が入りこんで
何故か生き返ったらしい。
 「うるとら・・・」
 「いや、ちがうらしいぞ」
 女の子のオヤジで主人公の師匠であるじいさんはそのとき
おきた時空振動でどこかに飛ばされてしまったそうな。
 「全部キミのせいだよ。ほら、ココロが折れたか? 辛い
 か?悲しいか? さぁ泣け! わめけ! ボクのぱんつに
 塔がたつぅー」
 「アサキムさん・・・帰ってくれる?」
 部下のお姉ちゃんに頓服飲まされてウチだか病院だかに
帰ってしまうアサキムさん。後始末にのこったお姉ちゃんと
その仲間のカラスメカ落としてマップ終了。

 「死体なのか? あの子・・・どうりで発酵食品の匂いが」
 「らしいぞ・・・死体美少女・・・萌えぇぇぇぇ!!」
 「死体はな、固くて冷たくてなかなか・・・」
 どこぞの、天使転生欠食少年と、ネトゲメガネと色欲魔人の
会話・・・みんなマイナスには考えてないらしい・・・・
 本人以外は至って平気。

 一方、坊さんと宗教対決の結果、エウレカは敗北。元の
エウレカ(少々キズあり)に戻る。
 「うけけー! 男はフケ線ーこれマッドメンの掟ー」
 「男はお稚児! 坊主が言うんだまちがいない!
 「フケ専ー!!」
 「お稚児ー!!」
 
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「憑き物は落ちました」
 「エウレカ!大丈夫なのか!?」
 「わたしね、気づいたの・・・トウモロコシもいいけど
 ピーターコーンもいいなって」
 「・・・・絶対レントンを近づけるなよ・・・」

 決着したのかどうかはわからんな・・・

 ともあれ、主人公機大破。そろそろ乗り換えの季節かな。

 今日のお言葉「愛は自分を映す鏡」

  変態だろうが死体だろうがお稚児だろうが、自分の
  投影を映すスクリーンなんだから、何だって大差
  ないよ。無理に選ばなくていいし、反面、どうなった
  って相手には責任はない。

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