わたしの愛馬は凶暴です。

 躾ができないことを自慢しないでください。

第7回「おんちゃんスモーとろ」

 前回、ムーンレイスと地球の仲にヒビいれて
くれたフロスト兄弟。今度は仲直りのパーティ
にもチャチャ入れてきた。
 「呼んでくんなかったから・・・」
 凶暴なのは馬じゃなくて頭の虫らしい。

 一方、ガロード君は昔のオンナ、エニルさんから
今カノのティファちゃんがフロスト兄弟によって、
グエン邸に監禁されていることを聞く。
 「さぁ、ガロード、この上であたしとあの女、
どっちを選ぶの」
 「ありがとー、知らないおばちゃーん」
 ・・・・未来少年コナンに色仕掛けするような
もんでしたな。

 呼んでくれなかったパーティの会場、停電にして
喜んでたフロスト兄弟、その隙にガロード君に
ティファちゃんをもっていかれてしまう。
 「・・・ふふふ、予定どうりだ」
 「おお! どんな状況でもそのセリフさえ言えば
 かしこに見えるという定型文じゃな。さすがアニキ
 だずぉぉ!」
 「ふふふ・・・」
 「ははは・・・」
 ・・・でもやっぱ予定どうりじゃないんで、ひと
しきり笑ったあとにガンダムで出撃するアホ兄弟。
 それに応じて味方も出撃。

 てなわけでひさびさにフロストさんとの戦い・・・
しぶといし当たらないしキライなんだけど。
 とか思ってたら、第3勢力としてムーンレイス軍
まで出てきた。熟練度ほしかったら、フロスト兄弟
とハリー中尉のスモーを6ターン以内で倒してねって
ことなんだけど・・・・できるかい。

 フロストとガチでやってダメージを出せる機体なん
てギャリアとガンレオンくらい。キングゲイナーと
ガンダムXは火力がないんで、削り役にしかならない。
 自軍の火力を動員しても一機落とすのに1ターン。
しかも必要な精神コマンドは各自一、二回しか使え
ない。つまり・・・
 「うおおお! アニキー落とされたずぉぉぉ」
 「慌てるな! あのセリフを言うのだ!」
 「ううう、予定どーりー」
 「むうう、ワタシも落とされてしまった・・予定
 どうりだがな!」
 ・・・と、ここでガス欠。その間にも
 「おんちゃん、スモーとろ、スモーとろ」
 削り役のターン∀を削りまくってくれるハリーさん。
取って返して撃とうにも、こちらもガス欠。ロランが
落ちないようにふんばるのが精一杯のまま6ターンが
終わる・・・と、やってきました。ムーンレイスの長
ディアナ様。
 「ああ! ディアナ様だ」
 ロランのバックに浮かぶ夕日とその中で微笑む
ディアナ様。浮かぶ終劇の文字(ハングルで)
 まぁ、ロランにとっちゃそのくらいの人らしい。
 「ディアナ様マンセー! マンセー!」
 「ロラン! その言葉は!」
 「お前、ムーンレイスだったのか!」
 「ああ、しまった」
 ・・・ムーンレイスてなんやねん・・・

 戦闘はディアナの仲裁で終わったものの、立場が
微妙になってしまった金賢姫、じゃなくてロラン君。
 「いいんじゃねーの? 裏切りと勘違い恐れて
 たらロボットにゃ乗れないし」
 平気の平左のアイアンギア勢。唯一割り切れない
 ゲイナー君だけど、わめかなくなったとこを見る
と、そろそろ理解ははじめたらしい。
 「ロラン君・・・落ち込んでるの?」
 「いや・・・さっきソシエお嬢様にぶたれた頬が
 ジンジンして・・・キモチいい・・・」
 「・・・全く別口で理解できないよ・・・」
 ゲイナー君、初々しいなぁ。

今回のお言葉「認識の土台に理解の塔は立つ」

 いきなり理解は出来ないから、まずはそういう
 もんだと受け入れなさい。 

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