「買うてくれ買うてくれ巨乳女教師買うてくれ」

   ・・・もうええちゅうんや・・・

第18回「お前が悪いってことでひとつ・・・」

 アデットさん、普段はヤーパンの天井で教師
やってるんだそうな・・・で、生徒はゲイナーくん
とか神勝平くんとか。今回は子供率低いからさほど
面倒な仕事でもないだろう。
 一方、生徒の勝平くんはいろいろと大変なようで
ある。

 ヤーパンの天井に乗せてくれって難民が押し寄せ
て、腕利きネゴシエーターが対応に出たんだけど。
 「となりの街まででいいから乗せてくれ」
 「うん、いいよ」
 ・・・子供の使い並みのネゴシエーションを成功
とみるか失敗とみるか・・・

 で、難民の中にいたのが勝平くんのかつての友達。
 「よー、なにしてんだこんなとこで」
 「お前のせいだ! お前のおかげでオレたちは
 日本にいられなくなったんだ!!」
 「・・・ひょっとして、お前の口説き用カセット
 テープ、校内放送で流したことか? いとしの
 エリーのエリーのとこ、わざわざ自分でカノジョ
 の名前に変えて歌ってたやつ・・・」
 「あれで居られなくなったのは学校だけだ!!」
 「あーじゃ、あれか。ブログにDドライブの中身
 さらすウイルス入ったエロゲを・・・」
 「ちがう!! 異星人が攻めてきたとかだなぁ・・」
 「それはオレに言われてもなぁ・・・今回ガイゾック
 なんか存在薄いほうだし」
 ・・・ザンボットってやっぱスパロボに合わない
 んじゃないかなぁ・・・

 それでも、人間弱るとどうしようもない問題を
誰かのせいにして少しでも安寧を得ようとするもんで、
わかっててもやらずにはいられないんである。まして
や、トモダチは綺麗なおねえさんに囲まれていて、
自分の周りには、まぁ可愛いといえないこともない
程度の通行人顔が二人いるだけだとなると・・・・
 「ケンカも売りたくなるってもんさ」
 「・・・突然現れた兄ちゃん・・・誰だよ」
 「綺麗なおねえさんに囲まれた男だよ・・・どっち
 にも手を出す度胸はなかったけど・・・」
・・・年長者の助言が必ずしも役に立つわけではない。
特に破嵐万丈みたいな無責任なおっさんだと。

 怒ったり落ち込んだりも、スパロボみたいに自分
以上の悩みかかえた同僚がてんこもりでいるとなか
なかに難しい。 しかたないからザンボエースで
はらいせにメカブーストなんぞしばきにやってきた
ものの・・・
 「冷静に考えてみりゃ、一人で勝てるわきゃない
 じゃん」
 メカブーストの中でも最弱な部類が数体。タイマン
なら問題ないけど、ザンボエースはさほどに敏捷でも
丈夫でもない。囲まれたらボコにされるだけ・・・・
 てんで逃げ回ってると、

 「勝平くん、辛いのはキミだけじゃないんだぞ!」
 「ロランにいちゃん!」
 「ぼくなんか、地球人とム−ンレイスの間で・・・」
 「両方のお嬢様から双方向ビンタもらって幸せとか
 いってたじゃん」
 「ゲイナーだけど、今日気づいたらDドライブの内容
 がブログで晒されてて・・・」
 「怪しげなエロゲーに手ぇ出すからだ!!」
 「桂木桂だ! 不幸自慢ならまかせとけ!!」
 「こういうのがイヤだから一人でハライセに来たの
 にぃぃぃ」
 敵、味方ともに増援。こうなったらガイゾックはそう
怖い敵じゃない。ゲイナーやオーガスにはまず当てられ
ないから。
 「ところで、オレの不幸だが・・・」
 「まだやるの?」
 「不幸話ならまかせとけー!!」

 バカな話してたら来ちゃったよ。天翅さんたちと
不幸を武器に戦うネガティブ戦隊アクエリオン。
今回はあがり症の心臓バクバクを敵の心臓部にシンクロ
させてキュン死にさせるという必殺技を披露・・・・
司令官の不動さんが毎回おもしろ特訓させるもんだから
みんな面白技しか覚えないじゃないか。

 天翅さんたちはヤーパンの天井を狙ってるらしいんで
話はこいつらをこの線に到達させないって話になる。
 「勝平くん、不幸浸りはいい加減にしないとこいつら
 みたいになっちゃうぞ」
 聞こえてきた死者の声(鈴置)にゾっとした勝平くん、
あわててザンボットに合体。
 みんなと力を合わせて敵を撃退したのでした。

 「・・・・だからオレ、スパロボじゃそんなに不幸
 じゃないんだってば」

 今日のお言葉「となりに誰かがいる。ウザいけど幸せ」

   それが巨乳女教師だったりするともう・・
   「・・・不幸ですよ・・・」
   巨乳女教師と同居中の専属パシリ、ゲイナー
   くんでした。

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