「日本のGNP、株価総資産、上がっています」
 「年金問題解決! 景気回復! 内閣支持率80%」

 「・・・・で、この日本上層部に成り代わってる鬼を
  退治ていいのかどうかだよなぁ」
 「私欲ない分、鬼のほうがはるかに有能だもんなぁ」

    悩むとこです。

第24回「鬼ほどに役に立たない天使かな」

 日本上層部に成り代わってる百鬼帝国の連中を一網打尽に
しようとサンドマンとか万丈さんがパー券くばって鬼を集めて
くれたらしい。今回はここに乗り込んで鬼退治する作戦。
 「メイドさんですーろりろりー」
 「・・・・」
 「いかん、メイドさん接待は鬼にはウケてないぞ」
 「ううむ、やはり鬼には・・・」
 「ウチがお前の相手をするラムだっちゃ」
 「うおおおおおおお!」
 「おお、成功だ・・・・いや、ドロシー、キミはしなくて
 いい」
 ・・・・ワタシは見たいけどな・・・ドロシーのトラジマ
ビキニ。

 で、パーティが盛り上がってるとこへ味方主力軍登場。
迎撃に出てきたのはMSとか連邦軍の安手のユニット。乗って
いるのは人間になりすましたか、人間を改造したかの鬼さん。
豆鉄砲クラスの武器で落ちる落ちる。鬼だけに。
 あんまりにも頼りにならないってんで、百鬼ロボの一軍
出現。で、なんでだか一緒に天翅軍も出現。アクエリオンが
強制出撃だったんで、来るのはわかってたけど。

 「ふふふ、ワタシは天翅最高の戦翅、両翅である! いや、
天翅とはいっても、実質ケンカ以外なにもしてないわけだから
戦闘最高てのは天翅最高で間違いなかろう。わはははは」
 ちゅどん!
 天翅最強、集中かけたゲイナーに手も足も出ず。
 「待て! こら! リアル系はいかん! 天翅はファンタ
 ジーなのだからスーパー系で相手をするのが礼儀だろ!
 全く翅無しは情緒までなくていかん」

 なにやら強いのか弱いのかわかんない両翅さん、仕方が
ないんで、アクエリオンが相手をすることに・・・が・・・
 「うう、アポロが憎い・・・ひょっとしてアポロニアスの
 生まれ変わりか、って点はおいといても、あの図太いとこ
 が憎い! 島中のいかにも売れてなさそーなサークルの
 新刊平然と立ち読みして、すがるような売り子の目を全く
 意に介さず、ポンと本を置いて立ち去るあの図太さが憎い!
 ワタシが一体何冊の酷い絵柄の妹萌え本を買ったと思って
 いるのだ!」
 例によって本編に多少の脚色は入ってるものの、シリウス
さん、どうやらアポロに嫉妬してるらしい。
 当然、アクエリオンのチームワークもガタガタで戦えない。
 「そーだよ、こーでなくっちゃ! これでこそ天翅最強の
 ワタシの戦いだよ」
 ・・・要するに、最強てのは自分より強いのとは戦わない
ってことらしい。

 「ふふふ、シリウスよアポロに嫉妬しているな? それで
いい! 嫉妬を力にかえて敵にぶつけるのだ! 」
 いつもながら強引というか万事都合がいいというかの不動
司令のお言葉。アホにしか効かんだろと思ったらシリウスにも
効いた・・・・つまりアホだ。
 「そうか! 嫉妬も力なのか!」
 「そうだ! アポロに嫉妬すればするほど同人での受け人気
 は高まり、不如意な絵柄の同人が山と出るのだ!」
 「ひいいい! やめてぇ! また島買いしなきゃいけなく
 なるわ! しかもアレな絵柄のアレまでぇぇぇ!」
 シルビア・シリウス兄妹はプライドが高いんで、壁サークル
に並んだりはできません。すいてるとこの本しか買わないんで
アレ確立は高いです。でもヤマナカ的には同人はアレなほうが
好き。
 テンション高まったとこでアクエリオン新必殺。男の無限
交差拳・・・つまりアポロとシリウスで放つ、両腕の無限拳。
 なんかアクエリオンだけで、どえらい数の戦闘アニメある
なぁ。
 「ええいおのれぇ! こういう説明もつかん武器つかうヤツ
 も好かん! なんか、その、適当に弱そうなのいない?」
 両さんの希望なんで、適当に弱そうなの、合神前グラヴィ
オンで叩いてあげました。
 
 「あのー、このマップね、百鬼帝国の仕切りなんだけど・・
 聖飢魔Uのミサの客席にジーン・シモンズがいるような真似
はやめてくれる?」
 あまりにも無視されてる百鬼のヒドラーさん、隠しておいた
巨大要塞まで出して自軍をアピール。
 「・・・ふーん、参加したいなら、そっちからくれば?」
 百鬼じゃおいしいとこないと見て、ちゃっかりこっち側に寝返
ってる鉄甲鬼にまでバカにされて、ボスのくせにズンズンこっち
へとやってくるヒドラーさん。天翅とか百鬼とかで気力あがりま
くった味方軍の前には屁でもありませんでした。資金も経験値
もごっつぉさん。

 「・・・ケンカをしたら、同人とやらに乗れるのか?」
 「いや、必ずしもそうというわけじゃないが」
 「同人というのは、あの肌もあらわな鬼娘がぬちゃくちゃ
 するやつか?」
 「いや、そういうのも無いわけじゃないが」
 「勝負だ! ゲッター」
 禁欲の百鬼帝国で生きてきた鉄甲鬼さん、どこかの箍がおかしい。
ゲッターの一機打ちの末撃墜される。
 「うう、ここまでだ。止めを刺せ」
 「・・・味方になったら、甲児くんが秘蔵のラムちゃん本
 くれると言ってるぞ」
 「オレの力が世界のためになるなら!」
 鉄甲鬼さん、仲間に・・・鬼も大変だなぁ。

 で、敵が掃討されて、ホテルでパーティしてた連中はというと
 「全員が自決しました。百鬼ブライ! ラムちゃん萌えぇ!
 と叫んで・・・」
 「ううむ、自分の萌えがありながら、体制のために自決する
 とはおそろしい」
 「人類(日本限定?)ならなにより自分の趣味ですよねぇ」
 立派な鬼さんたちに合掌・・・次は日本人に生まれてこいよ。

今日のお言葉「天使より役に立たない萌え総理」

  ・・・いや、ローゼン読んでたってだけで心に萌えが
  あるとは限らんのだけど、役立たずのほうはさほどに
  外れてなさそうなのがなんとも・・・

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