「おじちゃん、わたし故郷に帰りたいの」
 「おお、まかせろ! おっちゃんが連れて
 いってやる!」
 「でも、お金がかかる国なのよ」
 「ははは、それくらい心配するな! で?国と
 いうのはどこなのだ?」
 「うん、白くて大きいお城と、煙が出る山が
 あって、黒い巨大ネズミが・・・」

   ・・・その国に暑苦しいおっさんの
   居場所はないぞ。

 第4回「おっさんだまし」

 アナ姫奪還に潜入したアデットさん、あっさり
失敗・・・・。
 「アナ姫ですね、お助けに参りました」
 「あなたは?」
 「シベリア鉄道管理局のアデットと・・・」
 「ぐわはははは!! ヤッサバじゃぁぁぁ!!
 アデットぉ! わしか手助けに来てやったぞぉぉ」

 「倉庫で馬鹿なスパイが大声出してるぞ」
 「馬鹿なスパイってよりは自分をスパイだと
 思ってる馬鹿なんだろうなぁ」
 失敗の理由が理由だけに目もあてられんわ。
世の中にはこういう馬鹿いるんだ、真っ赤な
軍服着て敵の本拠地に潜入するヤツとかな。

 で、馬鹿の部下はアホだったりする。
 「隊長はー馬鹿だからー捕まって殺されるに
 ちがいない。次の隊長はーヲレぢゃあ!」
 「・・・(アホに逆らうと怖いので誰も何も
  言わない)・・・」
 「これからぁ、エクソダスしてる連中をやっつ
けて初手柄たてるぞぉぉ」

 アホが戦車でやってきた。下品で野蛮なりに
アホではないホーラさんなんかも、隙をついて
儲けてやろうと参戦。
 内部でスパイごっこの馬鹿が暴れてるんで、
ジロンたちが対応に追われて出られない。
 迎撃はゲイナー、ゲイン、ガロードに主人公
あと、小隊編成ユニットとしては初登場の味方
ザコ集団が1ユニット・・・削り役にはいいん
だろけど、やわそうだから前線はつらいな。

 敵もまだ小隊なんかは組んでないんで、あい
かわらず戦いは楽。2ターンほど戦うと・・・

 「ぐはははは、姫かなんかしらんが幼女一人
 捕まえたぞぉ!」
 「いえ、わたし只の占い師なんですけど」
 「ぐはははは、細かいことは気にするな」

 スパイごっこの馬鹿、幼女さらって脱出。ただ
搭乗ユニットはアホに占領されている。
 「これはーヲレのーもんじゃー」
 「ふふふ、そうはいかんぞ! ハッチの横に
 わしの名前が書いてあるからな!」
 「なーにー? そんなもん消してやるぞぉ」
 「わはは、ハッチを開けたな! おしおき
 キーック」
 「ぐええ!」
 まぁ、例によって詳細は違うがこの程度の
アホ合戦のあと、ヤッサバさん、自分のオーバー
マンを取り返す。

 「えーと・・・それでわしは何をするんだった
 かいのう」
 「わたしを故郷の国につれていくんですよ」
 「おう、そうだったか、よう覚えとらんが
 多分そうなんじゃろう、ぐわはははは」

 キチガイに刃物は危ないが、馬鹿にオーバー
マンってのは結構善良な組み合わせらしい。
 ヤッサバさん、ゲイナーくんに撃墜されるも
それに気づかず幼女つれて彼女の国へ出発。
 「豪快な馬鹿だったなぁ・・・どうした?
 ゲイナーくん」
 「・・・ぼくにはわかりません」
 「安心しろ、誰にもわからん」

 自分になんの罪もないのに任務だけ失敗した
アデットさんはさらにわかりたくないだろうなぁ

 今日のお言葉「暑苦しいは扱いやすい」

  ・・・あの国でも、ジー●ーあたりは
  暑苦しいか・・・

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