「サラーっ!! 好きだぁぁぁぁ!! もう
 この心の声はあたり全域に中継されてるらしいが
 誰に聞かれたってかまうもんかーっ!!」
 「・・・10年後の自分にもか?」
 「それは・・・ちょっと・・・・」

 多分、10年後の自分は自決します

第19回「身内の中心で恥を叫ぶ」

 唐突ですが、月光号はスカイフィッシュとかいう
ヘンな生き物から作るフィルムでコーテイングする
ことでトラパーに浮くらしい。
 で、そのフィルムがそろそろ寿命なんで張り替える
んだそうな。
 「で、そのフィルムを売ってくれと?」
 「ないのか? シャイアさん」
 「ないものでも売るのが商人だす」
 「・・・それは詐欺といわないか?」

 なにかとお金に困ってるらしい(ズボラで派手だから)
アデット先生、その話を聞いて、だましやすい男連
引き連れてスカイフィッシュを取りに出撃。
 「ふふふ、金が入ったら服買ってイタメシ食って
 ホストクラブ行って・・・」
 「ティファに何か買ってやろうかな・・・ぱ・・ぱ
 パンツなんかどうだろう」
 「エウレカに何か買ってあげようかな・・・ぱ・・
 パンツだろうなやっぱり・・・」
 「石燕の妖怪画のプリントがいいな」
 「そ、そう? 似合いそうだねって・・・なんで心の
 声が聞こえてるの!? エウレカ」
 「え? なんでって・・・」

 今回の敵は「人の心の声を読み取って周辺に中継する」
てぇオーバースキルもってるオーバーマン・・・・て
オーバーマンってなんかテクノロジーってよりは魔法くさい
 どっか冗談くさいとはいえ、心を読むってことはこちら
の攻撃も全部読まれてるってことで、当然当たらない。
 
 とりあえずはお供のさほど強そうじゃないオーバーマン
落とせばいいらしいんで、そっちに邁進する。敵も味方も
小隊組んでないんで楽。
 で、そいつはサクっと落とせたんだけど・・・・
 「アデット先生好きじゃぁぁぁ!! 乳といい尻といい
 太股といい、みんな好きじゃぁぁぁ」
 そいつ、先生のファンだったらしい。ヤケクソなのか
成功率0%のコクりをしてくる。
 心を読むオーバーマンの人、そういうのが嫌いらしく
キーキー怒ってる。・・・で、青春というのはわりと
簡単に暴走するらしい。なにに影響されたのかゲイナー
くん、
 「サラさん! 好きだーっ!! 鎖骨といい、くるぶし
といい、ボンノクボといい・・・」
 「マニアかよ・・・」
 「ツメの半月といい、小鼻の横の皮膚のカサカサといい
 ファンデで必死こいて隠してるそばかすといい・・・」
 「いや、そろそろ誹謗になってきたぞ」
 「夜食にカップ焼きそば食べて、そのあとカロリー消費
 にブートキャンプやって、そのまま寝ちゃうもんだから
 朝プーンと漂ってくる発酵した汗のにおいも・・・」
 「おまえ、いいかげんにしないと遺言になるぞ」
 「しかもそのカップ焼きそばの容器洗わないもんだから
 ・・・・」
 「ひぃぃぃぃ!! もうやめてぇぇ」

 心を読むオーバーマンの人、普通に潔癖らしく、耐えら
れなくなったらしい。オーバースキルを停止。
 「今だ!!」
 てなもんで、ゲインさんにブンなぐられてオーバースキル
故障。普通に戦えるように。

 増援でティンプさん率いるブレーカー軍とかも出たけど、
まぁ、これは普通に撃破できました。 マップ的には楽な
面だったなぁ。

 壮大なお笑いやったせいか、人の楽しい感情が好きな
スカイフィッシュも大量に現れて、ゲイナーくんも一応
サラさんに命までは取られないですんだらしい。
 同じく、カノジョのコクれないでいるレントンと
ガロードくんの尊敬まで集めたんで、良しとしなさい。
 「とりあえず石燕のパンツは買いました。贈る度胸が
 ないんでポケットにいれたままですが・・・」
 「発覚すると評判落とすからせめて出しておきなさい」

 ちなみに、今回のチーム名はZEUSUに決まりました

今日のお言葉「愛には燃料がある。一気に燃やせば寿命は
       短い」

    だからって細々燃やしてもつまらんから、
    未来の自分に死んでくれというつもりで
    ドンといけ

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