「あの人、特異点よ!」
 「特異点って?」
 「このグダグダになった世界を修復するのに必要な人よ」
 「・・・アレでどうやって修復するってのよ?」
 「生贄の祭壇で心臓を抉って、月に向かってオッコン
 モッコンと叫ぶのよ!」
 「・・・・ほんとに?」
 「・・・ホントは一話時点ではなにも決まってないのよ」

   グダグダの上の楼閣はやっぱりグダグダです

第10回「時空ファミレス男」

 好きなレストランのタイプは?

 ファミレスだな。

 何故ですか?
 
 色んなメニューがあって好きな時に好きなものが食えるから。

    レストランはあなたの異性との付き合い方の
    スタンスを示します。

 「てなわけで、ファミレス好きな桂木桂です・・・でここは
 どこだ?」
 「ファミレスですよ」

 時空グダグダ爆弾のスイッチを入れてしまった桂くん、何故だか
跳ばされた先はお姉ちゃんが一杯でした。

 「デザイン先行で、キャラ立てもはっきりしないまま、ミンメイ
 みたいに嫌われないことだけ心がけてたら、ロボ子娘より存在
 薄くなったミムジィでーす」
 「それよりもはるかに目立たないリーアでーす」
 「同じくマーイでーす」
 「あがっちゃったシャイアでーす」

 「・・・あがっちゃった人が一番いいように見えるなぁ」

 てな感じのエマーンの隊商さん、幸か不幸か桂くんの出現に
居合わせてしまう。なんか、桂くん、普通のレーダーなんかで
あっさりと特異点だとわかるほどの存在らしい。
 「特異点を確保するのよ! アレをもってたほうが時空修復
 の際、有利になるわ!」
 「・・・どう有利になるの?」
 「・・・まだ1話よ!」
 「・・・決まってないのね・・・」

 とは言いつつ、特異点の出現を察知してやってきたチラム軍とは
交渉決裂で戦闘状態に。取り合いされてる本人はというと・・・
 
 「そりゃぁ、おっさんしかいない陣営よりは、あがってても
 存在薄くてもお姉ちゃん!」

 てことで、エマーンに味方。グダグダの中で、こいつのその思考
だけが一本筋が通ってる。

 で、筋が通ってる分、桂くんは強い! 運動性で敵軍を問題に
しないどころか、2回攻撃まで出来る。
 敵に対しては桂くん単機で十分・・・てよりは旗艦グローマを
はじめ、リーア機、マーイ機は出ても落とされるだけなんで戦線
から下げておかないと。

 勿論、んな消極策では熟練度は取れないんだけど、落とされるより
いいよな。敵の殲滅は桂だけでおつりが来るし・・・

 で、おつりはさすがにもらえなかったものの、チラム軍を撃退
すると、敵増援にヘンなカラス型機体が出現。見たことないな。
オリジナルか? それともゴッドシグマあたりの敵?
 それに合わせて出てきた味方増援がSEEDディスティニーの
人たちだったとこを見ると、オリジナルなんだろう(どうみても
ガンダム系に出してもらえるユニットじゃない)
 どうやらこのお面の人率いるSEEDの一群はエマーンとは
同盟関係らしく、特異点関係なしに、ただエマーンの関係者が
交戦中だから来てくれたってだけらしい。だから今んとこは
特筆すべきこともない。ただ、お面の人がいたってことだけ。

 カラスはもうとことん弱いんで、お面の人たちがあっさり
かたして去っていきました。
 で、桂くんはとりあえずファミレスの世話になることに・・・
 「で? あがっちゃったのと存在薄口以外にはなにがあるの?」
 「こないだ出産したばかりの経産婦くらいしか・・・」
 「いいね! それいこう! で、デザートにあがっちゃった
 のを・・・・」
 「・・・存在薄口はいいんですか?」
 「アレに手をだすと出来ちゃうからなぁ・・・」

 さすがロボットアニメ界初の「孕ませちゃった主人公」無節操です
なぁ。(ジョーダン・ベスを主人公と見ない場合。しかもベスは
無節操じゃないし)

 今日のお言葉「ファミレスの客にマナー求めても
        しょうがない」

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