「見よ! お前をモデルに巨大ロボを作ってやった
 ぞ!」
 「まともな神経持ってる人なら、それ喜ばないと
 思います」

   帝王はまともじゃ務まらない。

   今日はそういうお話

 スパロボW日記2007年4月20日

 『哀愁・おやじねぶた』

 「はははは、おやじのために、おやじそっくりの
 メカブラック獣人を作ってやったぞ。前線行って
 ゴライオン倒してこい!」
 
   ゴン!!
 
 「殴らんでもええやんかーパパー」

 以前、息子のシンクラインに幽閉された、ガルラの
大帝ダイ・バザール。自分の教育の失敗を反省したのか、
それとも、悪の帝国継ぐ男はこうでなくっちゃと、満足
したのか、息子に威風堂々を示したのち、出撃。

 一方、かなめさんとテッサさんさらって逃げた敵を
おっかけて木星まで来た味方一同、ガルラ帝国軍の足
止めをくらう。さすが大帝御出撃の戦いだけに結構な
数だ。

 ガルラさんとこは親切なことに、一撃で落ちる戦闘機、
さほどに強くないデスブラック獣人、そこそこ強いメカ
ブラック獣人と正しい配置をしてくれるんで、気力を
上げながら進軍できる。いやー、悪の帝王はこうでなく
っちゃ。
 今回、運動性に偏った育て方してる我が軍にとって、
スーパー系の敵なんぞ、いくらいたって時間以外は消費
しない。どうせ敵の攻撃なんか当たりゃしないんだ。

 敵もバカじゃないらしく、そのへんはわかってるのか
ビビリ気味? これじゃまずいと大帝が出撃してくる。
 「ひるまず戦え!逃げるヤツはわしが斬る!!」
 敵全軍、引き締まって気力が上がる。精神コマンド
じゃないけど、鼓舞に匹敵する威力だな。

 「まずいぞ!! こっちも対抗策を」
 「よし、ラクス・クラインの歌を聞け!」
 
  ちゅ、ちゅ、ちゅーのちゅーりっぷ

  花から下が長いので、ちょっとえっちな

  ちゅーりっぷ♪

 あ、ダメだ。これは味方の気力も下がる。

 ダイ・バザールさんは、今ではもう滅びた、自分
そっくりロボに乗っている。
 「あれは、ダイ・バザールだわ! そっくりだもの」
 「作ったヤツがよく不敬罪にならなかったなぁ」
 ・・・娘にヴァルシオーネ作ってやったビアン博士
よりはまともな神経なのかもしれないね・・・

 戦闘自体は実はなにが変わるもんでもなし。チク
チクやって、火力でかい機体で止めを刺して、溜ま
った気力でボスに熱血の波状攻撃。
 例によって会話ありだけど、前回の木連のおっさん
と同じことしか言わないんで放っておく。
 
 ゴライオンに止めをまかせ、大帝撃滅。
 息子はまだ残ってるからガルラとの決着はまだ先か。
 それよりも問題は・・・

 ・・・結構精神ポイント使ったのに、オリジナル
敵データ・ベースの謎の父娘の機体に、パルパレーパ
なんていう、現時点で最強クラスの増援が出たこと!
 「なんでいっしょに出るんだよ? パルさん。
 打ち合わせじゃあんたが先に出るはずだろ?」
 「ふん、敵をさらに疲弊させて楽をしようという
 のだろうが、そうはいかんぞ! あんたの影で私
 こそ楽をさせて・・・おぶぁ!!」
 残りの精神ポイント総動員でパルパレーパにぶつか
る。こいつが一番くせものだから・・・すると・・
 「あ、盾がなくなった。退却ー」

 パパと娘退却。ついでに主人公さらっていったけど。
 で、やられたパルさんはというと
 「むううう、負けるか!!」
 凱くんさらって撤退。女の子はさらい飽きたんで
今度は男の子か? 目先かえても手段が乏しいのは
隠せないぞ。

 ・・・結局、大帝さんはただのかませ犬だったみたい
まぁ、今の宇宙に君臨するには黒いもの足りなかった
なぁ・・・きっと天国行けるよ、あんた。

 今日のお言葉『守って行こう。伝統芸能』

  こういうピュアな悪のおっさんに会えるのも、
  もうスパロボだけだもんなぁ。
  これからも大事に伝えていってくださいね。

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