「諸君、私は社長である。社長になったら
 こんなことも出来る!」

 「・・・で、全社員の前で秘書のおしりまさ
 ぐったと?」
 「セクハラの醜さと権力の横暴を身をもって
 示したんだよう」
 「・・・・秘書さんのお言葉です。ヘタクソ!
 だそうです」

   ・・・示したのは、あらゆる意味で
   ヘタクソはいかん、てことみたいです。

 スパロボZ2再世編日記 第54回

 「宇宙公開ヘタクソ」

 巨大要塞リーブラてので、トレーズさんとミリ
アルドさんが地球を狙ってるらしい。
 「兄さん! 思い込みだけで突っ走るの、やめて
 ください。やった気持ちになりたいだけなら迷惑
 です」
 「リリーナよ。ぶっちゃけたらすべてのガンダム
 世界成り立たないんだよ?」
 リリーナさんの説得通じず。セイラさんなんか
 4回くらいでさっさと諦めてたけどな。

 敵はリーブラ以外みんなモビルドールなんで、人殺し
せずに済むのはみんな気軽そう。いつもだってコクピッ
トは外す方針で戦ってるみたいだけどね・・・ダイタ
ーンクラッシュとか、あきらかにど真ん中ブチ抜いてる
ワザもあるから。

 トレーズさんなんかに言わせると、こういう気楽さ
が戦争が長引く原因だという。スタートレックの頃
からそういう話はあるけど、命が何より大切だから
戦争はなんらかの代償行為にとって代わられるんだ。
その代償行為がどれほどのリスクかは時代ごとに
違うけど。
 だもんで、戦争は人が死ななきゃいけないらしい。
 「しかも、可愛いオトコのコが絡み合って死んで
 ゆくのがいい! あまりの美しさにそれだけで
 ワイン3本!」
 ・・・・トレーズさんの演説はネタにしなくても
そういう臭いがあるんで、あんまし頷首できないん
だけどな。

 ヒイロを巨大戦艦に突入させてから全部の敵落と
して最後に戦艦沈めろ、とのこと。
 モビルドールはこっちの気力さえ上がってしまえば
怖い相手じゃないんでサクサク落す。最低クラスの
ビルゴも最高クラスのメリクリウスもそんなに強さに
差はない気がする。要は何回当てれば落ちるかだけ。
 一発で9割削れる相手も5割しか削れない相手も
2発当てないといけないことにかわりはない。強さ
の差って言ってもその低度。

 結構な数の戦艦も出てるけど、これは美味しい
資金源だし、喜んで落とします。

 初期目的を達成するとヒイロがリリーナに接触。
 「お前の夢は俺が命をかけて守る」
 「え? 総受けを・・・」
 「妄想は別!」

 リリーナはレディ・アンが引き受けてくれるんで
ヒイロは戦場に戻る。

 敵も肝心のリーブラが使えなくなった上、作った
5博士の裏切りで爆散してしまったんで、あとはもう
首魁であるトレ・ミリを叩くだけ。ブシドーさんが
助っ人についてるけど、お供で出してきたモビル・
ドールも少ないし、もういつも言ってるとうり敗戦
希望なんだろう。どうやら自分らの敗戦が全世界に
中継されてることも知ってるみたいだし。
 「人類よ。戦争は良くない。だが戦う者は美しい
 特に少年がいい」
 「カメラ目線だな、おい」
 「では、わたしはこれから少年にこづきまわされて
 昇天するので、みんな、こんなみっともないこと
 しちゃダメだぞ?」
 「しないよ・・・・」

 トレーズさん、夢てか、妄想かなって五飛に撃墜
される。デコ同盟でどこか通じ合ってたんだろねぇ。
 ブシドーさんも刹那に落とされて幸せそうに消滅。
死にたがりってか、生き残っても生きようが無い人
が多すぎる。
 ヒイロに倒されたミリアルド兄さんはどうやら
脱出したみたいだけど、自分倒したヒイロに生きろ
と言われちゃ好きに死ぬのも無理だったんだろ。

 「いやぁ、トレーズさんも不器用だねぇ」
 「もうすっかり味方の大物顔してコメントしてる
 シュナイゼル兄さまに比べたら、たいていの人は
 不器用ですわ」
 「わははははは」
 ブリタニア一家はいつだって元気で横柄でした。

 今日のお言葉「望んで成った反面教師はただの筋
        通らない奴でしかない」

    成ろうとして成るもんじゃないよ

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