「父が残したでかい夢! オレが受け継いだんだ」
 「ほう? どんな?」
 「徳川埋蔵金の古文書・・・・と、掘るために重ねた
 借金・・・」
 「・・・・相続放棄しちゃえよ」

   意外と迷惑なもんも多いよな。遺産て。

 スパロボZ2再世編日記 第43回

 「父ちゃんの債権(不良?)」

 バルディオスとかゴッドシグマの整備が思わしく
ないらしい。とてつもなく特殊なシステムなんで、
各開発者が別の世界にいる状態では細かい調整が
きかないらしい
 「ウチのトリニティエネルギーなんか開発者が
 裏切った上に死んだんでどうしょうもないよな」

 博士てのは裏切ったと見えて裏切ってないもんだし
死ぬ時には別の博士用意しといてくれるもんなんだ
けど、ゴッドシグマの場合、本当にキ〇ガイだったん
でどっちも無し。

 一方、ブラックオックスの訓練中、ギシン星人の
エスパーに追っかけられてる、いかにもホームレス
なおっさん拾った正太郎くん。ヒネた中学生じゃない
んだから、ギシン星人がただのホームレス襲わんだろ
てんで、タワーまで連れてくる。

 実はこのおっさん、梅本さん(仮名)という人で
トライダー作った人だったらしい。それどころか
ザンボット、ゴッドシグマ、バルディオスなんてぇ
開発コンセプトのまるで違う機体も完全に調整して
しまう。
 「どうやったの?」
 「うむ、この不思議回路を取り付けると、機体の
 コンセプトに合わせて機械を調整してくれるんだよ」
 「・・・・昭和の博士はコレだから・・・」
 「ドリル刺すだけで、どんな機体も瞬間改造して
 乗っ取れるマシン運用してる平成の子が言うのかな?」
 「・・・・すんません」

 まぁ、中身がどう調整されたかはともかく、完璧に
性能が出せるようになったらしい。
 なんか21世紀警備保障から合併持ちかけられてた
竹尾ゼネラルカンパニーの柿小路専務もシャトルの改造
依頼してたけど・・・

 で、準備万端なとこに敵が来る。ブロッケンさん
率いる機械獣軍団。新装備の的にさせてもらおうって
思ってたら、かなり厄介な努力目標が来る。

 トライダーシャトルに敵撃墜による資金をン万円
稼がせろって・・・まぁ、キャラにも合ってて面白い
んだけど・・・・さっぱりシャトル改造してないよ?

 補給機体としては使ってたんで、レベルは結構高い
シャトルの面々なんだけど、単機で敵が落とせるわけ
はない。他の機体で削って止めを刺させる。その際、
儲かりそうな敵のときには祝福を忘れずに・・・・・
 って手でやれるのかどうか・・・

 結果、相変わらず、大半の機体がまだ一撃で敵を
落とせる火力じゃなく、再攻撃切ればわずかにHPを
残してしまう状態だ、てのが幸いした。 
 トライダーの新装備のやたら射程の長いトライダー
ルアーがまた役に立った。トライダー足遅いから、
これは有り難い。

 ある程度、機械獣を落すと、ギシン星人もやって
来る。

 「わはははは、マーズよ、デビルリングが痛かろう
 元気な少年にとっちゃ朝なんかもうオシッコ出来ない
 痛さだろう」
 ・・・・どこにはまってるんだよ、それ・・・

 ゲシュタルトさんが余計なこと言うんで、正太郎と
2人だけの秘密だったのがみんなにバレる。
 「ゴメンなさい、2人のヒミツだったのに・・・」
 「いや、正太郎、その言い方は余計・・・おまえ
 ショウタロウだし・・・」
 放送中はタケル君もグレーゾーン疑惑あったしな。

 「タケルさん! ゴッドマーズはタケルさんのお父
 さんが残したもんだ! 絶対タケルさんを守って
 くれるよ! うちのトライダーも父さんが手取り
 足取り余計な密着までして操作教えてくれたんだ」

 「グレーゾーン!素晴らしい父さんじゃないか!
 マーズ!ワッ太君の言うとうりだ! 安心してゴッド
 マーズになるのだ!」
 さらに、父ならぬ兄(多分)まで来たんで仕方なく
マーズ合体・・・・別に新装備とかは無し。
 あんまし聴きたくない話聞いただけでした。

 あとは強力な新装備にモノ言わせて力押しで勝利。
 その勢いか、柿小路専務も合併を完全に蹴飛ばす。
 父が残したもっとも素晴らしいものは子供だった
といういい話でおしまい。

 今日のお言葉「父は背中で語るもの・だから絵は
        描かないようにね」

   まぁ、碇シンジ君参加してたらややこしい
   話になったろうけど。

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