「あ、ランカさんどーも。一緒に歌わせて
 もらう葵です。どうかよろしく」
 「ええ! そんなぁ! 葵さんのほうがずっと
 先輩じゃないですかー! よろしくしてください
 っていうのはこっちですよぉ! 今日はなにとぞ
 よろしくお願いしますね? わたしの前座」
 「・・・・・・・・びっち・・・・」

   それぞれの世界での売れ方は同じでも
   世界の売れ方が違うわなぁ・・・・

 スパロボZ2再世編日記 第11回

 「センター・ノヴァ」

 いろいろ悪いロボットが涌いてるとはいえ、世界を
管理する者にとっちゃ、平和で万事上手くいってるって
主張はしたいらしい。あとでひどい目みるのは民衆では
あるんだが、大抵の国の民衆は騙されていることに気が
つかない・・・・常に騙されてるんじゃないかと思う
ウチの国とどっちがいいんじゃろねぇ。

 で、上手くいってるワケだから、コンサートなんかも
やってしまう。今や大スターのランカさんのコンサート。
ついでにダンクー・ノヴァの葵さんとか、多分そこの
キャラであろう、も一人とかも出るらしい・・・まぁ
前座っぽいけど。
 本当に上手くいってる世界だったらアイドルのコン
サート会場をヴァルキリーが警備したりしない。
アルト君と、ランカの犬ブレラ君が会場を貼っている。
 「お前はランカには役不足だ」
 「・・・お前、それ娘がカレシ連れてきた日のオヤジ
 ってシチュエーションのドラマとかから習った?」
 「・・・・お前にランカはやらん!」
 「・・・当たりらしいな」
 育ちが変なのか、まともな会話が出来ないブレラ君。
言葉はあちこちから拝借してるらしい。初代ガンダム
でも3ループ見せれば、さぞや痛い人になれるだろう。

 為政者がどんだけ上手くいってるフリをしても原発の
温度よろしく危険はやってくる。しかも一介のマフィア
ブランチさん。公衆の面前で堂々ランカさん拐って身代
金要求するんだそうな・・・・・・・銀行とか襲った
ほうが絶対早いと思うんだけど。
 「だって・・・・オレだけの前でキラッ、してほしい
 んだもん」
 CD買え! 握手券とか投票券とか入ってるから!

 ブランチさん自体はただの小悪党なんだけど、引きつれ
てる傭兵部隊はちょっと問題がある。ヴァルキリーに命中
率出せるスコープドッグなんかがいるんで、集中かけた
アルト君、ブレラ君組でもほっときゃ勝てるってもんじゃ
ない。特にうちのブレラ君は数字以上に運がわるいらしい
結構当たってくれる。
 「わたしもよくよく運のない男だな」
 あ、1ループ目に入ったらしいな。

 それでもアルト君は当たらないでがんばってくれてるん
で、負けそうってほどじゃない・・・なかったんだけど
 「誰が前座じゃーい! ロボット乗ってみい!勝負
 つけたるぅ!」
 ・・・・イヤがらせなのか、装甲薄いわりに鈍いノヴァ・
イーグルで葵さん登場。いわゆる、楽そうだから試練与え
ちゃおうってやつか。嫌われるよ?そういうとってつけで
敵強化するゲームマスターって。

 思ったとおり、イーグルは敵の攻撃をあまりかわせない
んで、安全圏に下げる。
 「センター張れる器じゃないから・・・」
 「きいいい!」
 アルト君ワンマンショーでがんばってると、ようやく味方
主力登場。火力は充実したけど、センターでオトリ役が務まる
のはやっぱアルト君・・・・イヤなセンターだけどな。

 やること大胆なわりに、自分自身はホメるとこない地味な
機体に載ってるブランチさんをあっさり落とすと、なんか
変な敵が増援で出る。なんかオリジナル敵のザコらしい。
 ここだ! とばかりにイーグル、ダンクーガ・ノヴァに
合体。大火力のスーパーロボットに! これでもう見切れ組
とわ言わせない・・・・はずだったんだけど、この謎の敵、
今回の敵には珍しく、誰の攻撃でも一撃で落ちるカトンボで、
ダンクーガの見せ場はさっぱりありませんでした。
 「・・・・でも・・・この形態なら・・・」
 「改造費もらえれば戦えるか」
 「いや、じゃんけん大会には参加できる」
 ・・・・まぁ、それにかけろよ。あんたらもったいつける
わりに使えないから多分ベンチで見切れるよ。

 今日のお言葉「太陽の前に星は見えない」

   ・・・くらいとこで密かに光ってればスター
   なのにねぇ・・・

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