「このとうりだ! 土下座するから!」
 「・・・以前から思ってたんだが、一銭もかからず
 苦痛ともなう格好でもなく、むしろ立ってるより楽
 だろうって姿勢で、こっちに顔すら向けないそれが
 なんで価値のあるように言われるのだろう?」
 「・・・・いや、プライドがだな・・・・」
 「じゃ、プライド捨てなくていいからその分の金
 払ってって言ったら、いくら出す?」
 「・・・・・・・・・・・・いや、プライドは持っ
 てるから捨てられるけど、金は持ってないから出せ
 ないんで・・・」
 「金のかわりにすてられるプライドって金より高い
 の?」
 「・・・・・・・・・・・・土下座って下らない
 行為だよな」
 「わかりゃいいんです」

    わたしはそれの価値を認めたことがない。

 スパロボZ2再世編日記 第50回

 ルルーシュの父ちゃん、シャルル皇帝がリリーナさん
排斥して地球連邦代表に。選挙無しに上の思惑で代表
変えられるんだから連邦もクソもないよな。

 異空間に閉じ込めたオヤジが帰って来たと知って
あわてるルルーシュ君。なんせ無敵のギアス持ちの
上、死なない体のオヤジだから攻撃のしようがない。
妹のナナリーがまた変に利用されるんじゃないかと
警戒したルルーシュ君、妹に好意持ってるスザク君
呼び出して守らせようとして土下座・・・・勿論、
本当に土下座で人を許す奴はいない。許すのはその
前段階でもう許せるだけのことをしている場合だけ
だ。

 「どうしてもダメか?」
 「うるさい! お前のおかげで俺は自分の立ち
 位置すらわからなくなってるんだ。これ以上
 ややこしくするな!」
 本当にスザク君は誰の味方やらわからない。んで
さらに・・・

 「よくやったぞスザク卿。これでゼロを捕らえる
 ことが出来た」
 「えええええ!?」
 隠れてたルルーシュの兄ちゃんシュナイゼル殿下の
手のものが出てくる。二人きりで会うって約束だった
スザク君、そんな話は聞いてない。
 「おのれスザク! 裏切ったなぁ!!」
 「お前にだけは言われたくないけど、えええ!?」

 さらに立ち位置がわからなくなるスザク君です。

 んで、ナナリーさん奪還に動いてた本隊と、それを
阻もうとするブリタニア軍の戦いが始まる。

 敵はブリタニアの機体と、地球連邦の中核をなす
アロウズとモビルドールの混成軍。人が載ってる機体
よりは若干モビルドールのが手強い。

 幹部級のナイトオブラウンドが4機いるんだけど
中ボス級としてはHP低いんでコマンドつかえば敵
じゃない。コマンドの無駄遣いしたくない低度の
モビルドールのが対比としちゃ面倒なくらい。

 で、ある程度戦ってると、敵に捕まってたルルー
シュ君、ギアスの力で脱出してくる。お共にどっかの
分岐ルートで味方にしたオレンジ卿とロロを引き連れて
いる(当然だが、さほどの役には立たない)

 敵のほうもシュナイゼル殿下とスザクが登場。
殿下を撤退させずに撃墜しろというが、これはもう
シモンに熱血かけてギガドリルかませば大抵の敵は
一撃で落ちるんで、ほぼ問題なし。

 のこり機体が10切っても殿下は撤退するってんで
面倒なモビルドール無視してほかのを落とし、殿下
も沈める。殿下は素直に撤退したんだけど、スザク
を落すと、カレンさんと痴話喧嘩はじめた上、決着
つけようと戦略兵器フレイヤを発射。舞台となってた
東京阻界の中央壊滅。救うはずだったナナリーさんも
建物ごと消滅・・・・土下座じゃすまないだろなぁ。

 戦闘のあと、シュナイゼルさんがやってきて、お宅
のゼロ君はうちの虚言癖ある弟なんで引き渡してくれ
と言ってくる。
 「彼はギアスという力でみなを騙している。君たち
 も裏切られているかもしれないんですよ?」
 「・・・・裏切り・・・・なぁ、うちじゃそんな
 もんウンコするみたいなもんだからなぁ。キレイだと
 言うやつはいないけど、毎日当たり前にあることで」
 「いちいち気にしてたらやってられない」 
 「五飛はちょっと下痢気味だけどな」

 別に今更ゼロが怪しいことくらい誰も気にとめなかっ
たんで、殿下の乖離作戦は失敗。ゼロはみんなの前で
仮面とって、今までのいきさつを話すことに・・・
 「・・・長い話になるぞ・・・」
 「かまわんよ。全て話してくれ」
 「じゃ、まずナナリーが幼稚園入ったときの記念写真
 がこれで、このときお兄ちゃまのお嫁さんになると」
 「そこは端折っていいから」

 この選択がさいごの分岐だったようです。

 今日のお言葉「土下座するやつは伏せた顔で舌を
        出してる」

    あらゆる意味で使えないやつの手口
    だと覚えておこう。

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