「殿! お帰りをお待ちもうしておりましたぞ!」
 「殿と呼ぶな。もう国はないんだし、俺は浪々の身だ。
 国を守れなんだ男なんぞ、ゴミ虫でよいわ」
 「しかし、奥方はじめ、120人の側室様と80人の
 お小姓がお待ちですぞ?・・・あ、道楽でお集めに
 なられましたスーパーカー50台も持ち出してござい
 ます。ささ、お好きでした朝寝朝酒朝湯をお楽しみ
 くださいませ、殿」
 「・・・そいつはホントにゴミ虫でいいんじゃね?」

  ゾイドってお侍世界の話だったようです。

 スパロボK日記第29回
 「侍戦隊ガオレンジャー」

 ゲートを使って帰ってまいりました、もうひとつの
地球。選んだ座標はゾイドのいるエリアで、本来ゾイド
エリアとゲイナーくんたちのシベリアなんかは特殊な
天候かなんかの壁があって、行き来できなかったんだ
けど、どうやらオリジナル敵さんが暗躍したらしく、
ゾイドエリアの現在の支配者、ディガルド武国による
他エリアへの侵攻がはじまってるらしい。

 んで、 役に立つのかたたんのか微妙なゾイド乗りの
ラ・カンさん、どうやら以前このエリアで大きな領土を
持ったキダ藩のお殿様だったらしい。まぁ、放蕩の結果
国滅ぼしたとかじゃないらしいんで、未だに慕う家来は
山といるそうな。

 で、そいつらが反抗勢力まとめてるところに案内され
て、共にディカルドと戦おうって話になる。
 「こっちからも戦力を出すぞ!」
 「・・・いや、ゾイドはこれ以上増えてもベンチが暑く
 なるだけだし」
 「でも、ゴリラとパンダだよ?」
 「プラスの要員ねぇだろ!! むしろマイナスだろ!!」

 ゾイドは大半が陸戦型なんで、宇宙で役に立たないのは
勿論、地上の移動も遅い。売りであるリーオ兵器も改造を
重ねた主戦力には遠くおよばず、出撃させる魅力がイマイチ
なのだ・・・・・でもパンダ・・・・なさけなさがいいかも
しれない。

 ともあれ、ズーリって町がディカルドに襲われてるって
んで、旗揚げついでにかたしてくかってことでMAP開始。

 とりあえず、パンダは出してみる・・・・タイヤ抱いて
寝とれ! 
 見かけがパンダらしくないうえ、背負ってる竹状のラン
チャーなんかからの遠距離攻撃が得意なんだけど、当たら
ねーの。同用途のGガンナーあたりと比べると目おとりも
はなはだしいや。せめてタイヤ抱いたヌケサクなスタイル
だったら可愛がりもしたのになぁ(タイヤ武器もあるには
あったけど、可愛くないの)

 結局、ここでも強いのはいつものメンバー。リーオ兵器
だろうがなんだろうが、金かけて鍛え上げたゴーダンナー
のパンチのほうがダメージを出す。まだ肝心の15段改造
の域には入ってないのに、お気に入りの強さは群を抜く。
 だからって、地上機体メインのゾイドをお気に入りにする
のはやっぱ損な気がするんだけどなぁ・・・・参加機体が
一機しかないナンデイルノ・ダンガイオーよりはマシだけど。

 敵、バイオゾイドは例によってバイオ装甲以外には売り
のない弱さで、ボスもステゴザウルス型(草食)で迫力が
ない。乗っているのはいかにもストーリーにからみそうな
キャラで、ルージくんともイベント戦闘あったんだけど
 「うう、リーオ兵器がはじかれるなんて!」
 「ふふふ、そんなものでボクは倒せないよ」
 「どけ、こんなもんはぶん殴りゃ済むんだ」
   ゴン! ゴーダンナーのパンチ。
 「うう! 敵がこれほどの戦力とは・・・やむをえん
 一時退却・・・」どっすんどっすん・・・
 「・・・・逃げてるのか?アレ・・・」
 「さぁ、楽に追いつくから殴って金もらっておこう、おい
 ヴァン、あれにカギ爪が乗ってるぞ」
 「なにぃ!! がるるるるるるる」
 ケダモンの相手なんだからケダモンでいいでしょ。

 一応ステゴザウルスのあとに先日のトリケラトプス(草食)
も出たけど、こちらも所詮草食。強くはない。
 「おのれ、以下同文!!」どっすんどっすん・・・
 退却もままならないらしく、撤退もなし・・・ゾイドって
敵も味方もぬるいわ。バンプレの外様いぢめか?

 シメもオリジナル同士の戦いイベントがもっていったし

 前回もなんかオマケ感覚だったけど、今回もなんかユル
マップでした。やってるワタシもゾイドジェネシス見てないし
なぁ・・・日記的にもぬるくなるかぁ。

 今日のお言葉「殿は身内を贔屓する」

 封建制度ってそうだから仕方ないねぇ

« 戻 る | トップ | 次 へ »