「ワレワレハウチュージンダ。オマエラハウチュージン
 ノシソンダ。ミウチデケンカスルノガウチューセンソウ
 ナノダ」
 「・・・巻き込むなよ」

   どこの町内にもいます。スカイウォーカー一家

 スパロボK日記第44回
 「ワケのわからん古代文明はみんな宇宙人てことで」

 西洋人は自分たち以上の存在を神以外には認めないんで
どえらい遺跡なんかがある古代文明はみんな宇宙人の仕業
ってことにしてたらしい。
 ウチの国にも、そういう向きの方はいるらしく、邪馬台国
なんて一豪族に本気でそういう設定つけてるなんて例もある。
 今回参加している邪魔大王国さんも宇宙人だったそうです。
そら、人類には見えない人たちだったけどさ。

 月には彼らが地球にやってきたときの宇宙船があって、
両ジーグの体内にある銅鐸はその制御装置なんだそうな。
ヒミカさんはそれを手にいれて宇宙船を呼び寄せようとして
たんだけど、直接月にこれたんで、手動で動かすことにした
らしい。

 で、こっちの陣営の鏡くんはその時代から延命で生きてる
ヒミカさんの同族の宇宙人で、その兄弟の子孫が草薙剣児
なんだそうな。旧ジーグのほうがむしろ邪魔大については
無関係だったわけだね。

 で、ヒミカさん、いよいよその宇宙船、巨大銅鐸を動かした
 「ほほほほ、これが究極の力! これさえあれば宇宙を
 支配するのも思うがまま!!」
 「・・・そんだけの科学力持っててなんで地球くんだり
 までやってきて、身内でもめてたんだよ?」
 「いや、凄い科学でも、使うやつが凄くないと・・・って
 話で」
 「それがわかってるならやめとこうよ」
 「うう・・・薄々わかってることを指摘されるのが一番
 ムカつくんじゃぁぁぁ!! 大体、今侵略と破壊やめて
 わらわにナニをせいちゅうんじゃ!! スーパーのレジか!
 接客態度でとうにはねられたわ!! SMクラブの女王さま
 は客に気を使うのが難しいて難しいて・・・」
 「・・・一応、社会に溶け込む努力はしたんだ・・・」
 「社会がわらわを受け入れなんだのじゃ!! こうなったら
 戦うまで! やぁっておしまい!!」

 というわけで戦闘開始・・・といっても出てくるのは2人の
幹部だけなんだけど。
 宇宙マップであいかわらず不利ではあるんだけど、敵の奥に
ある大銅鐸の上はとてつもなく有利な地形効果がある。今展開
してる敵は誰もその上にいないし、敵に乗っかられるまえに
そういう便利な場所は占拠しとかないと、こっちが有利という
まえに、敵のボスなんかがそこに出てしまうとヤバい。
 敵を倒すよりも大銅鐸占拠を目標に移動開始。

 2大幹部はどっちも戦艦なんで、ハニワ幻神なんかよりずっと
ヌルい。こいつらもザコもこっちの意図を邪魔するような行動
には出ないんで、無理に倒さず占拠作業をすすめて、全ユニット
を移動。キラくん一機以外の全機体で銅鐸を埋めた時にはそれ
でも敵の大半は落ちていて、G0ガンナーなんかの長距離砲で
戦艦も撃破。
 「おのれぇ、せめて最後のご奉公ー」
 以前倒した壱鬼馬さんの魂も含めて3幹部合体巨大ロボに。
大銅鐸に隣接して出たとこ見ると、本来大銅鐸上に出現する
予定だったんだろうねぇ。
 「さぁ、おまえたち! やぁっておしまい!!」
 究極の力を持ってるらしいヒミカさん、別にこれに乗ってる
わけでもない。あいかわらず大銅鐸の中で煎餅食べながらイケ
メンドラマでも見てるらしい。
 「だってさぁ、究極の力まで手に入れたのに、最前線で働か
 にゃならないっておかしくない?」
 ・・・・力ってね、そんなにいいもんじゃないんですよ

 巨大幹部は結構な性能なんだけど、ご丁寧にザコつれてる
んで、流れ弾が使える上、味方全機の射程に入ってるんで
殺ってくださいと言ってるようなもの。ただ、復活がどれくらい
あるのか読めないんで、主要な火力は温存して、流れ弾である
程度削っていくと、案の定、HP回復。
 煎餅食いながら力を送ってるらしいヒミカさんをなんとかせん
といかんってことで、ビッグシューターのツバキさんと鏡くん
が銅鐸に特攻。
 「うがぁぁぁ!! ツバキがぁぁぁ!! この戦い終わったら
 BOBOしようって(九州在住だから)思ってたのにぃぃぃ」
 剣児くん、怒りのあまりビッグバンプログレスで巨大剣児に。
 「うがぁぁぁぁ」
 「ああ、巨大剣児が味方を攻撃してるー」
 「てか、ネオオクサーにくっついて腰ふってるだけだろ?」
 「本能の固まりになってるからなぁ」

 一方、特攻したツバキさん、鏡くんは無事。昔なじみのヒミカ
さんに会ってたりする。
 「なんじゃそなた、なかなかにイケメンじゃのう」
 「忘れたのか! 向かいのアパートの鏡だ」
 「・・・げ、肉玉の鏡? わぁ、あの当時は首が肉にうもれた
 変な生き物じゃったのに」
 「へぇー、ヒミカさん、そのころの写真とかあります?」
 「おお、たしか町内の祭りで撮ったものが・・・」
 「出すなー!!」

 とりあえず、生きてはいるんで、そのことを剣児に伝えて落ち着
かせなきゃいけないんだけど、興奮して我をわすれているらしく
声が届かない。
 「よし、オレの銅鐸もあいつに渡せば、パワーアップのショックで
 正気にもどる」
 宙さん銅鐸を放りだして剣児にせまる。
 「さぁ、オレの銅鐸をくらえ!!」
 「おぽぽぽぽ!! あっつい銅鐸がオレの中にいいい」
 「きゃぁぁぁ!! ご飯3杯ー」
 ツバキさんの歓喜の声、剣児にとどく。2人のジーグに結局コイツ
もこの一連の宇宙人の一族だった虎メカ、バルバも加わり3体合体。
合体攻撃鋼鉄神ジーグ発動。一気に合体幹部のHP半分を奪う。

 あとは倒すだけなんで、大銅鐸の地形効果で命中も回避も絶対有利
な味方軍の波状攻撃で合体幹部撃破。
 敵がいなくなると、剣児くん、ツバキさんを助けに大銅鐸にとび
込む。
 「そこにいたか!! ヒミカ!! 草薙の剣をくらえ」
 「ああ、そんな剥き身の剣をおにゃのこの前でー」
 時事ネタなんかもからめつつ、剣児に発生した草薙の剣。
 ツバキと力をあわせればヒミカを封印できるんだという・・・・
どうやら宇宙人って名前の妖怪らしいねぇ。
 「くらえ!! 草薙の剣を地デジにつなげば、イケメンドラマ
 見放題ー、さらにネトゲもやり放題ー、クリックひとつで何でも
 宅配ー」
 「うおおおお、これでは外になんか出たくないぃぃぃ」
 ヒミカ完全封印。ジーグシナリオ終了。

 ヒミカと一緒に封印されるはずだった剣児とツバキさんも帰還。
ついでに死ぬはずだった鏡くんも無事。今回こういうのばっかだねぇ

 今日のお言葉「力を使うのは手にすることの何百倍もむずかしい」

  ・・・結局、ヒミカさんの究極の力とは戦わなかったもんねぇ

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