「わはははは、お前たちなぞワシ一人で滅ぼして
　くれるわ！」
　「うるせぇな！　メシ食ったら行くから待ってろ」
　
　「・・・・勝てるんだけどな・・・さびしいからザコ
　さん呼ぼうかな・・・」

　　　敵を無視してピクニックってパターンが定着
　　　してきたな・・・

　スパロボＮＥＯ日記　第４０回

　「オニ公園でお弁当」

　邪神ドラゴさん、マップの端で仁王立ち。て、より彼の
前にテーブル状のＭＡＰが浮いている。だもんで彼自身は
ＭＡＰに入れないし、機械神とか、邪竜皇帝みたいに左右
移動もしない・・・つまり、射程に入らなきゃいないのと
一緒。
　ザコも出てないんで、バウルスを囲んでピクニック状態。
ＳＰと気力をフルに上げるまで、ゆっくりしていってね。

　「あのー・・・悪い邪神がここにいますよ？　正義の皆
　さんとしちゃ、退治しないといけないんじゃないんです
　か？」
　「あー、オニの置物がなんか言ってるぞ？」
　「あとで片すからほっとけ」

　とりあえず自分にダメージ来ないかぎり、何ターン経過
しようとも何もする気はないらしい。他力本願な神だなぁ。

　こっちもお腹一杯になったんで動くことに。
　「よおし！　ここはダ・サイダーさんに先陣きって遊んで
　もらおうか」
　「おう、先陣は望むとこだが・・・なんで？」
　「オニ公園のオニはスベリ台だから・・・」
　・・・立川の住人か、聖おにいさんの読者しかわからない
ネタはさておき、攻撃の先陣は脱力かく乱のため、常にダ・
サイダーとなる。回避も高いから反撃も食いにくいしね。

　お腹一杯で精神コマンド使い放題なもんで、ドラゴさん
サクサク削っていける。
　「おまえら！　ええかげんにさらせー！！」
　「わーい、怒った怒った」
　オニ、怒る。それも尋常な怒り方じゃない。ザコ出した
のは普通として、味方の全ユニットのＨＰを無条件で２千
削るってイベントＭＡＰ兵器を使ってくる。

　「げえええ！！　なんだよこの攻撃はー！！　２千なんて
　普通の攻撃でもくらわないのに！」
　「むぅ・・・ここは・・・」
　「お弁当にしよう」

　元々バウルスを中心にした布陣のまんまなんで、バウルス
の治療魔法一発で全機２０００くらいはすぐ回復できる。
　
　「あれ？・・・これ決め手だったんだけど・・・」

　赤いオニみたいな外見のドラゴさん、真っ青。

　出してるザコはもう慣れたドラゴ帝国の連中だし、レベル
も高くないんで、もらえる資金も経験地もゴミみたいなもん。
　だったらもう、反撃で墜ちる分だけ落して能動的にはオニ
だけ殴ってよう。

　「おのれぇ！！　もう一発イベントＭＡＰ兵器じゃーい
　ついでにイベント金縛りでお弁当禁止じゃーい！！」

　オニ、本気で怒った模様。イベント回復したうえ、こっちの
ＨＰを２０００づつ削ってくる。しかも
　「お弁当ばっか食べてるとー！　太るぞー！」
　「えー！！　それはまずいよ！！」

　こっちの行動が封じられる。最近の子供が多いから結構体格
は気にするんだ。
　「みんな！！　目をさませ！！　食べてるのは魔法だから
　太らないんだ！！　そういう便利なもんだから魔法なんだし」
　「あーなんだー」
　「えー！？　そんなのありかよ！！　いくらファンタジーだ
　ってそういうのはインチキじゃねーの？」
　「オニのあんたに言われてもなぁ・・・そもそもそっちの
　　ＭＡＰ兵器が卑怯じゃん」
　「うーん、じゃ、仕切りなおして、どっちも卑怯技はナシって
　ことで・・・」
　「ああ、いいよ」

　こっちのＨＰもイベント回復。でももうこっちのお腹は一杯
になってるから、熱血３の嵐が吹き荒れるだけ。オニさん意外に
あっさり撃墜・・・ピクニック作戦は卑怯すぎるのかもなぁ・・

　「おのれぇ・・・だが、人の心に悪があるかぎり、ワシは
　何度でも蘇るぞ」
　「それはつまり、何度でもやられるってことだよな？」
　「あれ？・・・・」
　まぁ、やられなきゃ蘇らないしね。

　リュウ・ドルクさん、再び石になったドラゴさんに飛び込んで
妹ゆいさんを救い出す。命がけの特攻だったんだけど、スパロボ
だし、無事に帰ってくる。育ててなかったからどっちでも良かった
んだけど、生きてたんならそれに越したことはないよねぇ。

　今日のお言葉「人の悪を言い訳にするものが人の悪に勝てる
　　　　　　　　わけがない」

　　　ルールの思惑以上のズルを瞬時に考え付くのが人って
　　　もんだよなぁ・・・次回最終回、多分お弁当食べます。