「ふぇっふぇっふぇっ、魔法使いのおばばじゃ。
 わが魔法で、この門の前に氷の壁を作ればヤツらは
 入ることが出来ん」
 「おお、いいじゃん。じゃ、頼まぁ」
 「うむ・・・・」
 「よーし、んじゃ、寒いからオレたちゃ休んでようぜ」
 「いや、魔法つづけてないと、壁なくなっちゃうんじゃ
 けど・・・」
 「・・・んじゃ、なに? 寒いまんま?耐えるの?」
 「言うなよ、年寄りに一番堪えるんじゃから」

  ・・・だそうなんで、しばらく放っておこうと思い
  ます。

 スパロボNEO日記 第16回

 「増援は休んでから」

 邪神ゴブーリキ復活を目論むドン・ハルマゲの居場所の
手がかりをもとめて、アンナモンコンナ門の向こうにある
聖地(ラムネッカではない)にむかう味方一行。

 当然、ダ・サイダー一味が門の前に氷の壁作って待ち
かまえている。

 「ああ! 氷の壁が門をふさいでる!」
 「なはははは!! この壁は魔法の壁だ! なにをしても
 壊せはせんぞ!!」
 「・・・じゃ、いいや、そこらのザコだけ倒してあと放っと
 こう」
 「あれ?・・・いや、おまえらそれはないだろ!! よぅし
 それじゃこっちから迎撃に出向いてやる」

   ・・・・・・ゴン!・・・・・・・・

 「・・・おもいっきり顔面から突入したな・・・」
 「いや、だからなにをしても壊れないんだって・・・」

 ダ・サイダーさん以下、氷の壁にかこまれてる連中は動け
ない。 この隙に2つある氷柱を同ターン内に破壊すれば
最後の守護騎士の封印が解けるんだそうな。

 今、壁の外にいるザコは大したことないんでさっさと片付
ける。
 途中、門のむこうに強力な武器があるとかでドラゴ帝国の人
なんかも出たけど、これも少数なんで、ついでに叩く。あとは
氷柱だけ。

 「・・・・おい、あと氷柱だけだぞ? 早くやれよ」
 「あー、ちょっと待って。みんなあつまって修理と補給完璧
 にしてからにするから」
 「急いでよー 寒いんだよー」

 いやだ。ゆっくりやる。

 補給と修理が出来る機体はハルク砲艦しか出てないんで、順番
となる。氷柱2つは山をへだてた場所にあるんで、修理補給を
済ませたあと、2軍にわかれて氷柱まわりに配置。さぁ、壊そう
かな、でもせっかく補給したのを無駄につかうのはヤだから
ノーコストの武器でねちねちやろう。

 「おおーい・・・・寒いよぉぉぉ」

 体制十分で氷柱を破壊。守護騎士ゼンザインが氷の壁内にあら
われて敵母艦を攻撃。
 「おお、しまった。いまので魔法が解けてしまった」
 「・・・そんなもんで解けるほどヤワな魔法かけてたのかい?」
 「し、そういうことにしとこうぜ・・・寒いし・・・」
 「・・・うん」

 氷の壁がとれて敵が改めて戦力を展開する。やばいのはクィーン・
サイダロンと、前前回から洗脳されたまんまのネコミミ魔女。これは
母艦落としてから弱らせれば洗脳が解けるらしいんで、まずは敵母艦
にかかる。
 「ふ、甘いわ! 迎撃を・・・どしたの?」
 「体が冷え切って動きません・・・」

 ・・・なんかとても弱い・・・
 母艦シラジーラカンスはあっさり落ちる。ついでに、ネコミミの
HPを30%まで削れっていうのも簡単。
 「ううう、わたしは何を」
 「魔法おばばに操られて、見るも恥ずかしいネコミミ魔女ロボで
 戦ってたんだ」
 「・・・いや・・・そこはワタシの趣味で・・・」

 ネコミミロボのシャルさん、仲間に。
 あとはダ・サイダーだけなんだけど、敵の残りが3機以下になると
ドラゴの増援が出るらしいんで、ザコ4機をドモンに押さえてもらい
つつ、ゆっくり削っていく。
 「あとで、まとめて回復するからー ケチらなくていいよー」
 みんなでダ・サイダーをタコ殴りにして倒す。やっぱ寒かったのか
いつもより弱かったような・・・

 で、回復と補給をすませてから、ギリギリまで削っておいたザコ
4機を超級覇王電影弾で倒し、ドラゴの増援を待つ・・・
 ・・・出たのはいいんだけど、こっちは階段状のマップの一番上
むこうは一番下。

 「おお、寒さでマブタがくっついて前が見えん」
 「わしもじゃわしもじゃ」

 うろうろうろ・・・

 敵はマップの状況確認が出来ないのか、階段をのぼらずに下で
ウロウロ・・・ボスのドルガさんと、幹部ドル・ガイストさんだけ
は階段がわかるのか、のぼりはじめたんで、このままコイツらだけ
相手にすることに。
 移動ルーチンに難があるのか、ボスたちも、まっすぐこちらには
向かってこず、ドル・ガイスト、ドルガと順番に各個撃破させて
くれる。ドルガさんは今回ドラゴンにならなかったんで、いつもより
手間がない。やっぱ、ドラゴンは寒さに弱いのか?
 ザコを一掃すると、ドルガさんが門に封じられた破壊の剣を手に
いれるってイベントあったんで、それ対応で体力温存してたのかも。

 もっとも、その状態のドルガさんと戦うことは今回はなく、味方
のはずのドル・ガイストと内輪もめしただけで帰っていきました。
 ・・・やっぱ、体冷え切ってたんだねぇ。

 今日のお言葉「冬将軍には篭城で備えよ」

  とくにコタツに篭城がよいぞ

« 戻 る | トップ | 次 へ »