「ふふふふ、黒騎士参上！」
「ああ、ライバルはやっぱ黒なんだ」
「大抵黒か、たまに赤か金な。お決まりてぇのか」
「・・・いいじゃんよう。色なんかどうでも」
「じゃ、それ以外の色にしてみたら？」
「・・・・イヤ」
青騎士ってのは微妙なとこだな・・・
スパロボＮＥＯ日記 第９回
「黒くてちっちゃいアレなやつ」
アースティアのとある渓谷に、今までアースティアでは
見なかった怪物が出るんだという。おつかいの途中にある
場所なんで、主人公一行も寄ることになってるんだけど、
まだ到達してはいない。今そこにいるのはニューナイトの
脇役さん、パッフィー姫一行。
「パッフィーです。一人前の魔法使いになるための修行
の旅の途中です・・・・でもイイオトコ見つけたら挫折
するかもー」
・・・実際、そうなるんだけど、まだ先の話なんで、今
は修行がんばってます。
「姫！！ 何者かが行く手に！」
「え？ いい男？」
・・・・ゴス・・・・
「わああああ！ 本気で殴ったぁ」
行く手にいたのは便利な職業盗賊さんの集団。
「では、修行がてら成敗いたしましょう。でも慈悲の
心を持って殺さぬように。痛みと苦しみをたっぷり味わえる
ように意識も無くさないくらいがよろしいわ」
「・・・たしかに精神修行必要だなぁ、ウチの姫さん」
犯罪を無くすために為政者がとる道としては無いわけじゃ
ないとも思うが。
今段階ではリューに盗賊ごときがかなうわけもなく、さっさと
掃討。リューニンジャ爆裂丸の回避性能はとても高いんで前線
任せて安心だし、リュープリースト・バウルスは範囲全体を
回復させる魔法を持っている。なかなか強い集団だ。
で、いてもいなくても大差ない盗賊を追い払うと出てきたのは
なんか通俗な魔法使いのばぁさんが連れてきた一団。こっちは
最初から姫一行を狙ってきたらしい。
爆裂丸は強いんだけど、大きな欠点として持久力がない。
Ｅタンクの甲斐性が少ないのに、ノーコストの技が使えないヤツ
なんで、波状攻撃を受けると反撃できなくなる。
この３機で受けるのはそろそろ辛いかなぁと思ってたら
味方も出ました。ライガーとゴーザウラー。まぁ、コレが
うろうろしてたら見たこと無い怪物がいるといわれても無理
ないなぁ。
「まぁ、あなたがたは」
「えーと・・・どう説明したらいいものやら」
「いえ、説明なんかより、顔さえ見せてもらえれば・・
イケメンでなきゃどうでもいい・・・」
・・・・ドス・・・・
「ううう、今の鳩尾にはいった」
全員小学生なんで姫の興味は瞬時で溶ける。変態ではない
らしいな。
ばぁさんの軍はよく見るとオリジナル敵の連れてたやつで
リューナイト世界のものじゃなさそう。デザインは似てるん
だけどね・・・なげやりって言うか、カッコ悪い。
放送当時から、スカした結果手抜きにしか見えないデザイン
だなぁと思ってたリューだけど、やっぱ玩具がさっぱり売れ
なかったらしく、このあとクラスチェンジして上級機になる
んだけど、そいつらの玩具は出してもらえなかった。それでも
ＯＶＡシリーズは出たから、玩具で子供狙うより、キャラで
映像媒体売ろうって転機の時代にいたのかもしれないねぇ
・・・リューナイトのシリーズが売れなかったのは普通に
カッコ悪いからだったろうけど・・・
で、さえない外観のみなさんと戦っているうちに味方本隊
到着。同時に出た敵は安倍晴明軍。一目でそうだとわかる
ゲッターが埋まってる岩を破壊しに来たらしい。
こっちも、いつまでも隼人と弁慶ただで乗せてたってムサ
いだけなんで、母艦を岩に隣接させて乗り移ってもらうこと
に。
キングスカッシャーはあいかわらず対空に強く、敵の攻撃
が当たらないんで、ズンズン前進してもらう。ほとんど単機
で晴明軍けちらし、ゲッター復活・・・一人いないから能力
さっぱりなんだけど。
敵は晴明軍とさらにリューナイトのライバルキャラらしい
黒いリューナイトが出現。
「ふふふ、オレは全てのリューを倒す・・・って？ 多い
じゃん！！」
まわりはロボットだらけ。しかもいままでザコばっかり
だったもんで、気力は充実、精神ポイントは完全温存。
さらに包囲してます。
「・・・・えーと・・・他の世界のものは手出し無用！！
姫！ 勝負だ！！」
「そんな都合ええ話があるかーい！！」
リューナイト・ゼファーが割ってはいる。
「まぁ、ちょっとアホ顔だけど、なかなか可愛い系。コレ
にしとくわ」
パッフィー姫、エモノをとらえたらしい。
イベントが終わると同時に包囲網の熱血波状攻撃が炸裂
黒くてちっちゃいやつはあっさり沈みました。
「おぼえてろー、そのうち味方になってやるー」
・・・ある意味最凶の脅し文句だよなぁ
今日のお言葉 「姫は勇者を釣るエサ」
姫さえやっときゃだまって去ってくれるもんな