「この城にあるという精霊石を出してもらおうか」
 「・・・精霊石だと?」
 「ふふふ、知らんとは言わさんぞ」
 「・・・いや、知ってるんだけど、どの精霊石のこと
 だか・・・投げると爆発するやつか、ロボット動かす
 やつか、HP回復するやつか、精霊さんが中に入っ
 てて眺めて遊ぶやつか・・・」
 「・・・多分、そのどれでもないな・・・」

 いろんな世界にいろんなのがあるねぇ。精霊石

 スパロボNEO日記 第14回

 「ライバルよ! グッジョブだ!」

 占領されてるパフリシア城の奪回のために、リューの
チームが潜入し、本隊が陽動のために正面から突入する
ことに。
 たまたま城下にいたアイアンリーガーの一人、アイアン
ボーラーのワットさんが急遽参加して、とにかく派手に
暴れようってんで、母艦イオニアから味方部隊発進・・・
・・・あれ? 出撃枠6機だけかい・・・あとでリューの
連中とか合流するから? 敵は今城を占領している黒騎士
ガルテンに外部協力してるダ・サイダー、ガルテンの部下
にあやつられている、ネコミミ魔女、ついでにダ・サイダー
軍母艦であるシーラジーラカンスに乗ってるレスカと3機
のボスがいる・・・きついんちゃうか?コレ。
 「なんにせよ、暴れればいいんだな?」
 「そういうのは得意だ!」
 「ぐはははは、てめぇの頭骸骨の形が気にいらねぇヤツ
 は前にでろ!! 元の形が恋しくなるくらいに整形して
 やる!」
 「この戦いのあとで、お前らはつぶやくんだ。自分の手
 で尻がふけるのが幸せなことだと、こうなってみてわか
 ったよってなぁ、ぎゃはははははは」

 ・・・敵が引いてるって・・・

 実際、こっちのほうがかなり強いバランスの面らしい。
 ドモンやゲッター出しておけば、敵で勝手に自滅して
くれる。ワットさん、マッハウィンディのアイアンリーガー
勢も改造してないわりには運動性がいい。ちっこいせいか。

 途中で、ヤミノリウスさんのロボットも出たけど、これも
ラムネス単機で引き受けてくれる。ザコばっかりだしな。

 ザコがとても柔い反面、ダ・サイダーとネコミミはとても
固い。ガルテンが出てないってことは、後半リュー勢が出る
戦いがあるだろうから、精神ポイントは温存したいし、前半
は素で戦っておきたい。

 「ははは、なんだキサマらの攻撃は! ヌルくて湯冷め
 してしまうぞ! 100回殴られてもクシャミが出るだけ
 ひゃっくしょん!」
 「だったら200回殴ってやる」
 「うおおお、にひゃっくしょん!」

 ダ・サイダーのクィーン・サイダロンは見た目より鈍い。
ネコミミとともに火力は高いんだけど、当たらなきゃ意味は
ない。
 「おい、ネコミミのおばはん、なんで敵軍にいるんだよ?」
 「ふふふ、魔法使いのばあさんの術よ! 今日はガルテン
 さんの味方をするとラッキー。ステキな出会いがあるかも
 なのよ!」
 「・・・いや、術ってよりただの占いだし・・・」
 「結婚あせってる女には洗脳以上の効果だけどな」

 手間はかかったけど、両方とも撃破・・・手間しかかかって
ないけどな。
 ダ・サイダーはやっぱクィーン・サイダロンの心が悪に
染まりきってないとか言い訳して撤退。

 お話は城内のガルテンさんたちへ。

 リューチームのみなさんがガルテンさんの居座る王座の間に
つくと、ガルテンさん、待ち構えていた様子。
 「ふふふ、よくきたな」
 「あれ? あんまし驚かないな?」
 「おまえたちが潜入したことなど、この水晶玉に映っておった
 わ!」
 「おお、便利だ! 覗き放題だな! なぜその力、正しい
 ことに使わん?」
 「・・・正しいてのは、どうゆうベクトルで・・・?」

 パッフィさんの両親である国王夫妻はすでに囚われたらしい。
んで、その時にパッフィさんの婚約者がガルテンに殺害された
んだそうな。
 「えええ!! なんてことを!! あんなイケメンめったに
 いないのにぃぃぃ!!」
 「・・・そうか? 並みよりは上だったと思うが」
 「旅の途中で放浪の騎士と流れでやっちゃうようなわたしの
 本性を知ってまだ婚約破棄しない、他に選択肢ない中じゃ
 最高レベルのイケメンなのよー」
 ・・・パッフィさん、いろいろ取り乱している。
 「ふふふ、この隙にお前らもあやつってやる!」
 ガルテンさんの部下の魔法使いのおばば、水晶をとりだす。
 「そこだ!! えい!」
 タイミングをはかっていた、ワットさんの姉のアンプさん、
 おばばの水晶をひったくって転がす。
 「・・・うーん、ちと軽いか・・・わたしの理想のボールは
 どこに・・・」
 「・・・きさま! 城下のものには全員洗脳占いをかけたのに」
 「ああ、わたし投げやすそうな球だなぁ、と思ってたから占い
 聞いてなかったし・・・」

 洗脳はとけたらしいんで、おばばと二人じゃ占領を維持でき
ないと思ったガルテンさん、メカ戦でなんとかしようと出撃。
 忍者サルトビとガテン系僧侶イズミがあとを追う。
 「あああ、イケメンがぁぁぁ・・・まだ味も見てなかったのに
 ・・・あれ、アデュー? なんでガルテンの去った方向にお辞儀
 してるの?」
 「あ、いや、この方向に突然頭が重くなっただけだ」

 落ち込むパッフィと、この隙にフラグ立てる気満々のアデュー
を残して、城の外では戦闘開始。
 前半でさほどのダメージも受けなかったんで、さっきのメンツ
をそのまま出す。ワットさんはイベント出撃で、姉のアンプさんを
補助につけたユニットとなる。精神ポイント二人分なんで、意外と
使えるやつらかも。

 あいかわらずドモンは強い。ゲッターも一撃が重い。おまけに
ガルテンが出してくるザコは弱いってんで、あっさり敵はガルテン
一人に・・・ところが、アデューとパッフィーがまだ出てこない。
 HP半分くらいで、イベントか? どうせ全回復でやりなおしに
なるだろから、あとの展開に精神ポイントはとっておこう・・・・
・・・てな調子で削ってたら・・・落としちゃった。

 勿論、そこからダークナイトが真の姿に変形で全回復、ってイベ
ントに・・・城の中でもアデューがフラグ立ててパッフィーともども
出撃。
 「ふふふ、ダークナイト・シュテルの真の姿を見たものは生か
 してかえさん!!」
 「ああ、千葉ナンバーだからか」
 べつに、見られるがどうとかいう話でもないって気がするが・・
 ・・・強さも対して変わらないし・・・これで終わりだろうから
 精神ポイント惜しげもなく仕える分、さっきより楽かも。

 アデューに応援系のコマンド使いまくってトドメをさすと再度
復活。
 「うおおお!! きさまらをちょーっと甘く見ておったわ! では
 今度こそ本気の魔法剣だ! お湯をいれても冷めない斬りー!!」
 で、今回の主役であるとこのアデューとパッフィーが何もしない
わけがない。
 「こっちも魔法剣だ! パッフィー様の炎の魔法をアデューに
 ぶつけるのだ!」
 「・・・おお、それで炎の剣が」
 「うむ! お湯が冷めないどころか、沸かせるぞ!」
 ・・・・ああ、そりゃ、こっちの勝ちだな・・・

 パッフィーとアデューの合体技発動。ガルテン撃破。
 「うがぁぁぁぁ象印賞ーーーー!!」

 まぁ、新戦力と言えないこともないんだけど・・パッフィに出撃枠
割けないから、今度の強制出撃までは意味のない話だなぁ・・・

 今日のお言葉「愛のフラグにライバルは不可欠」

  うまいことやりやがったな、アデュー・・・

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