「だからさぁ、みんな楽しく遊んでるんだから
 新しいのなんかいらないじゃん。このままでいい
 じゃん。数増やしてもタルいだけだってさー」

 「・・・なにブツブツ言うてんねん。状況に合わ
 せて新機種投入は常識やで。ま、それで何が変わる
 わけでもないて、なぁヒトカゲ」
 「やかましい! お前にオレのキモチがわかる
 かぁ!! ピカチュウー!!」

  余裕のあるやつは冷たいよな・・・

 スパロボNEO日記 第21回

 「ライチュウになると人気が・・・」

 ダイテイオーが参加して、ガンバーチームと
ザウラーズには支援ロボットが追加されて防衛組の
連中はちょっと面白くない。
 「・・・他にまわすロボットあるんやったらなぁ」
 「オレだってロボット乗りたいのに・・・」
 「なんで脇役確定なんだよ」

 ・・・幼稚園の劇で全員主役なんてゆがんだ教育
されてる連中には自分がサポート役であることの不満
を抑えることが出来ないらしい。ひょっとしたら支援
ロボットがどこかにあるんじゃないかと、必死に校内
を調べてまわっている。
 「見つけた人のものだからね!」
 ・・・いつの間にかそんなルールが・・・

 一方、主役が確定してたはずのライジンオー・メイン
パイロット、ジンくん、あんまし面白くない。確定して
たはずの主役の地位をみんなが認めてないのがイヤらし
い・・・他人にも自分と同じ心があると気づくのは、
まぁ中学生になってからだしな・・・気づいちゃうから
さらに特別な自分を求めて厨二病発症させるんだし。

 で、ジャーク帝国の部隊に対して単機で出撃して
しまう・・・・
 まぁ、部隊の半分が釧路に、残った部隊もそれぞれの
家庭に帰ってるって状態なんで仕方ないんだけど。

 単機戦闘でピンチか! ってほどもピンチにはなら
ない。集中2かけておけば、ジャークのザコの攻撃は
くらわないんで、問題があるとしたらENくらいなん
だけど、こっちはダメージないんで長引いてもいい
くらいのキモチでローコスト武器で対応する。
 「あー、俺らも強くなったもんだなぁ・・・退屈で
 アクビが出る」

 「ジンくん! 新しいロボット見つけたよ! 集中も
 ないし、結構鈍いんで攻撃もくらうよ!」
 「やめてー」

 防衛組の新型ロボット、バクリューオー登場。
エルドランのおじいちゃん、ねだられると絶対与えて
まうなぁ・・・
 バクリューオーは、ゆがんだ教育のせいでみんなの
ロボットってことになり、教室の司令システムで全員で
動かすらしい。じゃ、精神コマンドは15人分あるのか
ってーと、バクリューオーとしての一人分・・・対ザコ
用には鉄壁があるんで、そんなにひどい話でもないん
だけど、決して強くもない。

 前回のラストで手をくんだヤミノリウスさんも混乱に
乗じて魔界獣を出してくる・・・まぁ、ジャークのザコ
と、さほどに能力は変わらないんだけど、バクリューオー
相手なら勝ち目も出してくる。当然、バクリューオー
撃墜は敗北条件。逃げてろおまえ・・・

 ようやっと近所の実家に帰ってた部隊が来て、戦力が
整い、合わせて敵のほうもボスユニットジャーク・サタン
が出てくる。
 主力のGガンダムが釧路に行ってるんで、切り込み役
はラムネスとマグナムエース。 主力が釧路ならそっち
ルートにすりゃいいようなもんだけど、回復補給用機体を
ハルク砲艦しか鍛えてないもんだから、こいつがいないと
どうにもならない。今回、HPよりENのコストが高い
のが問題だもんな。

 部隊が2つに分かれているせいか、敵の数は少なく、
あっさりジャーク・サタンだけに。これもゴンゴン削って
いくと、
 「ぬがぁぁぁぁ!! 小学生にやられてたまるかぁ!」
 ジャーク・サタンさん、大激怒。なんでも今回、連合
したヤミノリウスさんの提案で、ライジンオークルーが
何者なのか探っていたら、小学生だと判明し、これを
暗殺するってのも大人気ないなぁとか、仕方なく小学校
見張ってたら通報されて変質者呼ばわりされたとか
いろんな怒りが複雑にたまっていたらしい。

 ライジンオーに来た八つ当たりをかばうバクリュー
オー
 「今のうちに逃げるのよ! ジン!」
 「そんなこといったって・・・それじゃオイシイのは
 おまえらじゃん!」
 「でも、バクリューオーって誰かが乗ってるわけじゃ
 ないから、べつに壊れたっていいし」
 「エルドランにおねだりすりゃ、またくれるし」
 「うう、バーチャル世代はコレだから・・・ロボット
 は友達じゃないかぁ」
 ジンくんはちょっと古い子らしい・・・まぁロボット
に乗るならこうでないと・・・

 その意気に感じたのか、バクリューオー、ライジンオー
と合体、ゴットライジンオーに。
 「・・・まぁ、ジャークサタンならノーマルでも十分
 倒せたんだけど・・・盛り上がったから、このまま止め
 いくかぁ・・・」

 数回前まで、ボス級4、5体当たり前だったんで一機
だけじゃもう楽々。あっさり終わらせました。
 「おのれぇ! 小学生! 乳も毛もないくせにぃぃぃ」
 「いや、5年生だから、結構出てる子も・・・」
 「なにい!? それはそれでイヤだぁぁぁ」
 「・・・だれかー、変質さんですよー」

 今回も一息MAPでした。

 今日のお言葉「出すほどに人気は反比例する」

  ロボットも怪獣もポケモンもな・・・ 

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