「余は皇帝である!」
 「わたしは大臣だ!」
 「そして、あたしが将軍・・・あとは兵隊ね」

 「・・・え? プリン帝国の話じゃなくて?」

 スパロボNEO日記 第38回

 「それいけ! 家内制主皇帝」

 アースブレードのてっぺんで、邪竜族さんたちが結界
破壊装置を作ってる。で、現場仕切ってる親方てのが
 「余が皇帝じゃ」

 ・・・だったら最前線出て来るなよ・・・なんか皇帝
ってよりは見かけ的にも酋長のが似合うんじゃないかな?
 「で? 大臣よ。将軍は?」
 「いや、やられちゃったみたいで・・・」
 「えー!? ダメだよー、幹部キミらしかいないのに
 余が安心して工事できないじゃん」
 「・・・いえ、どうせなら工事もまかせていただきた
 かったなぁと思うんですが」
 「ナニ言ってるの。権力者の楽しみっつたら公共工事
 しかないじゃん」

 ・・・どこでナニを聞いたのかしらないが、さすが
爬虫類。間違ってます・・・まぁ、どっかの国の偉い猿
もそう思ってるらしいけど。

 ということなのかどうなのか、皇帝が工事で忙しい
間、兵隊だけが迎撃に出てくる。
 「おい、おまえらだけか? 親玉は?」
 「一人は工事で忙しくて、一人は勿体つけてます」
 「おまえら片付けたら出て来るかなぁ?」
 「多分、あとないし・・・」

 初期ザコを片付けると、新たなザコ引き連れて大臣
リゲルさんが出て来る。このMAPだけの、しかもあと
に皇帝いるからほんっっっとにワンポイントの存在なん
だけど・・・
 「だからさぁ、皇帝の次に偉いわたしが、なんで
 最前線にだねぇ・・・」

 リゲルさん、往生際悪く、建物のカドにひっかかって
なかなかこっちに来ない。今回の敵の移動ルーチンは
オバカなんで、目標にまっすぐ進んで障害物に当たると
そのまま戻って待機してしまうのだ。おかげで、ザコ
片付けて、そのあとゆっくり補給、回復、SP蓄積に
取り組める。 リュー・ハイプリースト・バウルスの
魔法は範囲内全てのユニットのHP回復だけでなく、
SPと気力まであげてくれるすぐれものなんで、敵が
次の増援出す一歩手前の状態を維持しつつ、みんなで
満タン状態になれるのだ。(ターンはかかるけどね)
 
 「さて、満タンにもなったことだし、道に迷ってる
 大臣、呼んできてくれるか? マッハウィンディ」
 「んー」

 こういう時は一番回避高いマッハさんの出番。近づいて
目標位置を変えてやれば、ひっかかってるヤツが方向
変えてようやっと出て来る。
 「むぅ、すまないな。どうも道がわからなくて・・」
 「ははは、ちょっと右向けばよかっただけなんです
 けどね」
 「わははは、わたしは大臣だからね、そういうことは
 普段秘書がやってるもんで・・・で? どこへ向かって
 るんだい? 今」
 「はぁ、多分あの世じゃないかと・・・」

 リゲルさんの行く先にいるのは、熱血3を連発出来る
状態の味方の大火力・・・2ターン足らずで落ちました。
 出番、こんだけです。

 邪魔ものがいなくなったんで、結界破壊装置に攻撃を
しかける。
 「おおお!! 人がせっかく作ってるのになんてこと
 するんだ!! 200年に一度の水害が来たらどうする」
 ・・・避難するしかなんじゃないの?・・・

 もう誰も部下はいないんで、装置を破壊すると皇帝本人
がでっかいドラゴン型ロボットで出て来る。
 「ぬううう、おまえら・・・」
 「ゆるさんってか?」
 「いや、ウチの国民にならん? 今なら大臣も将軍も
 あいてるよ?」

 ・・・酋長どころか、ヘッドとか言われる類の組織規模
らしい。 皇帝の機体自体はなかなか気合入ってる性能
なんだけど、脱力かく乱かけられちゃなぁ・・・途中で
撃墜ターン数制限はいったけど、途中の休憩で戦力充実
させまくった味方主力に、連立仲間に造反された孤独な
おっさんが勝てるわけもなく、あっさり落されてしまい
ました。
 「アデュー!! トドメを!!」
 「よし!! ええ歳してお母ンに小遣いもろてるヤツは
 4億贈与税取ったるわ攻撃ー!!」
 「ぐええええええ!!」

 孤独な酋長、消滅。アースティアの危機は全て片付いた
のでした。

 今日のお言葉 「人材の無い国は血のない人間と一緒や」

  ゆがんだ人材だけしかいないなら、血のいれかえ
  せんといかんよ?

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