「わははは、我が結界はダメージを半減させるのだ」
 「ほう? 他には?」
 「・・・いや、攻撃力も高いよ? 命中は低いけど」
 「じゃ、倍の時間かかるだけか・・・イベント回復
 だと思えば問題ねーや」
 「・・・え?・・・」

 敵のボスはなんか改造の優先順を間違えている。

 スパロボNEO日記 第25回

 「カメをいぢめる」

 早乙女研究所の地下にもぐっているゲッター線が覚醒
すると地獄の釜がひらくんだそうな・・・・お盆か?

 とにかくそれを阻止しないといかんってんで、ドラゴ
の女王を説得した安倍晴明さん、ドル・ガイストの軍を
先陣に早乙女研究所に攻め寄せてくる。
 「晴明よ、地獄の釜が開くってのはどういう意味なんだ
 なにが起こるというのだ」
 「・・・お化けが・・・」
 「・・・・早乙女研究所を攻撃じゃああああ」
 ・・・結構傲岸不遜なドル・ガイストさんが素直に
晴明の先陣を勤めるには、そういう事情でもないと納得
できんわなぁ。

 一方、研究所ではもう、味方軍が待ち構えている。
鬼より怖いGガンダムに魔神の化身サンダーライガー、
脱力の王者ダ・サイダーなどなど、どう考えてもお化け
より怖い。 
 味方にまぎれてリュウ・ドルクさんも出てるけど、彼
はあいかわらず弱い。妹妄想にエネルギーの8割を使って
いるとみえる・・・的になるだけだから帰れよ・・・

 ドル・ガイスト軍はザコの強さにおいて、敵陣営一で
ある。ドル・ガイスト本人はもうHPでかいだけのザコ
みたいなもんなんで、周辺ザコを一掃してからゆっくり
かかる。
 「わははは、なめるなよ! 新開発の結界はダメージ
 を半分に・・・」
 「一発耐えたら二発ボコるぞ」
 むこうの攻撃は、ダ・サイダーの毎ターン脱力2回と
ヘビメタコのかく乱で、ほとんど当たらないから、
ダメージ半減させたって、プレイ時間がのびる以外の
意味はない。結局やられるのになぁ・・・
 「う・・・言われてみれば・・・HPが半分残ってる
 うちに逃げよ・・・」

 逃げ腰になってるガイストさんにライガーとリュウさん
の合体攻撃が炸裂。完全に逃げるきっかけを与えてやる
ことに。 

 「あいつら、お化けより怖いでしゅー」
 「うーん、やっぱダメでおじゃったか」

 弱虫ガイストさんと入れ替わりに晴明さん、ぶっさいく
な晴明ロボで登場。率いているザコは代わり映えしない
空とぶ鬼なんで、はっきりガイストより楽。むりに攻撃
しなくても、晴明ロボに攻撃集中してればザコは反撃だけ
でどんどん落ちる。で、晴明はというと・・・
 「おひょひょひょ、わが式神結界は・・・以下略」
 「一発耐えたら・・・以下略」
 「ひいいい」

 以前、こっちのレベルが半分だったころのスペックと
変わってない。まぁ、あの時はアームドファントマの力で
式神結界張ってたはずだから、今の式神結界はパチもん
なんだろう。ガイストさんより、キモチ楽目にこっちは
完全撃墜。
 「ふおおおお、イベント回復ー・・・してどうなるもん
 でもなさそうでおじゃるな」
 「うん、早乙女研究所の地下のゲッター線、覚醒して
 ゲッターに入っちゃったから・・・」
 強化ゲッターのゲッタービームで晴明完全消滅・・・
・・・地獄の釜の正体は結局わからず。
 でも、コレがそうじゃないかなぁ、ってのがそのあと
来る。

 「ふふふ、小学生悪役、アマネくん参上!」
 「・・・何しにきたの? 」
 「え?・・・それは、邪魔なキミたちを倒しに・・・
 だな・・・せっかく次元の扉自由に使えるようになった
 し・・・」
 「邪魔だから、アースティアから飛ばしたんだろ? 
 オレら、まだアースティアへの行き方全然わかんねーし
 こっちの世界から動けないのに、お前が迎えにきてどう
 すんだよ?」
 「・・・・えーと・・・・しょうがないじゃんか!!
 小学生なんだから!! ええい! じゃ、どこでもない
 世界に閉じ込めてやるううう」

 てなわけで、舞台はどこでもない世界へ。 アマネくん
のアルグノシスのほかはデスアーミーばっかり・・・コレ
もドラゴのザコさんなんかよりはさっぱり弱い。
 しかも、毎ターン増援して、そのターン内に倒せるから
ご馳走状態(今回は増援で出たそのターンは行動済みに
なるから、ほぼ一撃で倒されるデス・アーミーは何も出来ず
に倒されていく。
 「だってぇ・・・ボク小学生だし・・・魂は太古に
 アースティアでリューとか作った天才魔術師なんだけど、
 憑依してる相手が小学生じゃ頭悪くて当たり前じゃないか」
 「・・・憑依してる魂のほうがボケてるって可能性は考え
 ないのかよ?」
 「ああ? とんでもねぇ、あたしゃ憑依してる魂だよ」
 ・・・どうやら、どっちがボケてるかははっきりしてる。

 美味しいデス・アーミーが打ち止めになるまで倒して
ゆっくりアマネくんを囲む。
 「ひょひょひょ、バカめ! MAP兵器で一網打尽じゃ!」
 「オナラをしたら、お姉さんがキレたぞ。
  まープー屁ーキー!」
 「ひょひょひょー脱力ー」
 ただでさえ命中率低いMAP兵器にかく乱かけられちゃ
当たるわけもない。 でもそれしか使わないし。

 アルグノシスを半分ほど削ると、イベント回復。
 「・・・じゃ、そういうことで」
 アマネくん、回復だけして逃走をはかる。なんでも、この
どこでもない空間には自分以外出入りできないんで、ここで
朽ちてくれとのこと。
 「兄さんが3つのアームドファントマを使いこなしていれ
ば空間切って脱出できたのにねぇ」
 「あ、そんなことでいいのか。 うーん! 覚醒!」
 「わぁ、やっすいなぁ!」

 主人公機、シグザール、クラスチェンジしてシグザリアス
に。
 「おのれー!! こうなったらお前ら全員倒す!」
 「・・・どうやって?」
 「そりゃ、マップ兵器で・・・」
 「お昼、ハンバーガーでいいかい? うん、マック平気」
 「ひょひょー 脱力ー」

 ・・・・なんか、簡単に勝てちゃいました・・・何万年も
生きてちゃ、ボケもしますなぁ・・・

 アルグノシス撤退のあと、シグザリアスが空間断ち切ると
そこはアースティアでした。 いや、どこに出るかなんて
考えずにやったから偶然らしいんだけどね。

 今日のお言葉「長じれば短ずることもあり」

  なんか、敵の頭わるいよ? 今回。

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