稀代の名将軍ヨシムネ誕生の瞬間でした。
この敗北の後、駿河大納言は影大将によって姿を乗っ取られ（本人、どうしたんでしょうね。まぁ、あのオチャメさんのことです。殺してあげるような慈悲は示さなかったでしょうが）、次に歴史に姿を現したのは忍者帝国の首領としてでした。
島原の戦乱はカスガの推挙で抜擢された智将ノブツナ（これを境にイズノカミを名乗る）によって、講和条約が結ばれ、島原の将である魔界の者たちは長崎沖の亀島にのみ住むことを許され（アマクサがそれでいいと言ったもので。部下のマンショは少なくとも九州全土と主張したのですが、得手勝手な魔界の住人を広大な地に野放しにしてはアマクサとて押さえ切れまいと、イズが主張したのにアマクサが納得したのです……後にマンショがアマクサにメイクアップを施す理由がな〜んとなくわかりますね）、島原の乱は終結しました。
ヨシムネは他にも江戸町奉行としてエチゼンを、農学者としておコンを抜擢。なぜだか駿河大納言派であったタヌマを老中に据えるという奇妙な人事も行っているが、その理由というのが
最近のヨシムネスマイル。たしかに「半眼のヨシムネ」よりはこわくないですね。
精神的余裕が出てきたのもハンゾーのおかげでしょうか。
だ、そうです。
そして幕府は忍者帝国との戦いに突入し、ヨシムネはかねてから話を付けていた忍の山の夢瀬鬼忍・隠鬼楽斎から幕府を守る忍者、ハンゾーを派遣してもらうのですが、それが彼女の運命をどのようにゆるがすか、は本編をお読みください。
……めちゃくちゃゆるがされたよなぁ。なにせサイゾーくんが……おっとっと……。