「俺は、俺たちはレッドショルダーが憎い。
 ちょっと上の言うことに逆らったからって一人
 地獄みたいな現場へ行かされたんだ」
 「うむ、わかるぞ。俺もそうだった」
 「そこで嫁見つけたお前にゃ言われたくないぞ
 キリコ」

 「・・・上司にさからって、どえらい現場に
 左遷されて、職場結婚したって話なんですかね
 ワッ太社長?」
 「レッドショルダーって、単に日本のサラリー
 マンなんじゃんねぇ、赤木君」

   命までは取られないってだけです。

 スパロボZ2日記 第39回

 「サラリーマン戦火」

 レッドショルダー脱走組だって人たちが、かつての
本隊の駐留場所をチクってきた。
 恨みがあるから、討伐するなら手伝うってことらしい。

 「お前もレッドショルダーには恨みがあるんだろう?
  キリコ。行こうぜ、なぁ」
 「行く・・・恨みはともかく、嫁がそこにいるかも
  しれないんで」
 「・・・・むしろ、お前を恨みたい・・・」

 世界の裏で悪さしてる連中の手先になってるみたいだ
から、そいつらのしっぽつかむためにもレッドの本拠地
を叩いておくことにする。
 ただし、室内MAPなんで、大型ユニットは参戦出来
ず、中、小型ユニット限定で戦うことになるそうな。
 バルキリー、キングゲイナー、オーガスなんかの前線
用ユニットは問題ないけど、大火力役がマジンガーくら
いしか参加出来ない・・・まぁ、敵も中、小型だから
ボス級だってHPはさほどでもあるまい。

 MAPはほとんどイベントのキリコの思い出MAP
があって(キリコと昔の仲間4機くらい。どいつも
集中持ちで敏捷な上、敵が弱いんで、戦闘自体は一機
一殺で瞬殺出来る・・・そのあとイベントでキリコ以外
全滅するけど・・・)そのあと、本格的に現在のMAP
が始まる。

 一方、キリコの嫁であるフィアナさんはまだ頭が幼児
の同族イプシロンの子育てやってました。

 予想どうり、敵が迎撃に出して来たのは小型ユニット
ATブラッドサッカー。ボスであるところのレッド・ショ
ルダー指揮官リーマンさんもこれに乗っていて、HPも
他の機体よりは高い低度。
 「・・・ああ、やっぱ指揮官もリーマンなんだー」
 「さっきのはそういうネタ振りだったんですねー」

 ボス級としてはあと、ソレビーの自称ライバルキャラ、
サーシェスさんのガンダムが出ているが、これも機体は
中型だけど、乗ってるのが小物なのでやっぱ大きくは
感じない。

 指揮官っても所詮リーマンのリーマンさん、なんか
どさくさのうちにザコにまじって撃墜。
 「うおおおお! リーマン・しょーっく!」
 「いや、そんなネタでどや顔しながら死なれても・・」

 誰もリーマンさんの撃墜に感じいることは無かったんだ
けど、なんか幼児の心には触れたらしい。
 「おきょきょー、いぷ、ちぇんちょー、ちゅきー」
 「ああ、ジブリの魚人アニメ見せたら早速真似を・・・
 賢い子ですねイプシロン」

 ・・・なんの教育している?

 イプシロンの乗ってる機体も、やっぱブラッドサッカーで
やっぱ、さほどにHPが馬鹿高いわけじゃない。ただし、
こいつはHP8000以下で撤退するらしいんで、一気に
叩けるユニットで止めを刺さないといけない。まぁ、一早く
魂を覚えたのが他ならぬキリコなんで、これは任せりゃいい。
 もう一機の大火力ユニット・マジンガーの光子力ビームで
ガンダムを沈めたあと、キリコでイプシロンに止めを刺す。
 「うう、♪やらーれちゃったー、くやちいな、こんどこちょ
 かちまちょおー、ちゃーよおーなーらー」
 「ああ、教育の勝利!」
 「何を教えている? フィアナ」
 
 なんでも、レッド・ショルダーの黒幕さんはフィアナとか
イプシロンとかの遺伝子からいじった素体からでないとパー
フェクト・ソルジャーは出来ないという結論に至ったらしい。
 で、その経過に過ぎない普通人出身のキリコが勝ち残ってる
ってのは甚だ不本意だから消したいんだそうな・・・その結論
のほうを見直すって常識的な思考は無いんかい・・・。

 こちらも漠然と感じたレッドショルダーの黒幕はひょっと
したらゼクシーのスポンサーと同じなんじゃないかって推論に
みんなひっかかり覚えて、ためらい感が充満はじめたけどね。

 今日のお言葉「地獄の戦場も職場の日常も人の
        いる場所はさほど変わらない」

  パーフェクト・ソルジャーもニュータイプも戦争
  以外の使い道を作り手が想定出来ないのが不幸だねぇ
  日常でだってやれることはあるだろに・・・お笑い
  にしかならんとしても。     

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