「さて、新参の団体も増えたことだし、どいつと
 ケンカするかな。一番乗ってきそうな阿呆は・・・」
 「アニキーけんかってしないといけないんスか?」
 「なぁ、シモンよ。朝礼でな、大人しく並んでる奴と
 列乱して暴れるやつ、どっちが人の印象に残ると思う?」
 「・・・アニキって豪快なふりして根は小狡いッスね」

  も少し早く気づいてりゃ、自分の人生歩めたのに
  ねぇ、シモン君。

 スパロボZ2日記 第11回

 「暴れたモン勝ちの世界」

 まぁ、昔からフィクションの世界じゃ、ルール守って
生きるやつより横紙破りのほうがいい目見るんだけどね。
 そういう理論を知ってるのか知らないのか、カミナの
アニキ、竜馬にケンカを売る。
 「原作じゃヨーコさんにケンカ売ってたよな? なんで
 よりによって竜馬?」
 「そりゃ、未知の大陸に調査に来るなんて連中だぞ?
 そこそこ冷静でないと任務になんねぇだろ。で、あいつ
 だけは用心棒専任なのか、どう見ても導火線燃えっぱなし
 のアホンダラだ」
 「聞こえたぞ!! ケンカ売ってるのか、わりゃあ!!」

 ・・・つけっぱなしです導火線。

 ヨーコさんとのフラグは同時に死亡フラグだと直感的に
感じてるのか、ここでのカミナはあんましヨーコとからま
ない。ヨーコとするはずだった狩猟対決も竜馬と始める。
 が、敵のほうはそんな事情知ったことじゃないんで、予定
どうりヴィラルさんがやってきてカミナとケンカに。
 「おお! 目つきも悪いしキバ生えてるけど、整った顔で
 金髪! ライバルはコイツだな!」
 「アニキー、ライバルって無理に作らなきゃいけないもん
 なんスかぁ?」
 「ふ、主人公に美形ライバルがいるんじゃねぇ! 美形の
 ライバルにケンカ売ったやつが不細工だろうがダンゴ顔だ
 ろうが主人公になるんだよ!」
 
 ・・・やっぱシモン主人公のためには兄貴は邪魔だったんだ
なぁ・・・小狡い知恵がことごとく的を射ている。

 で、剣でのケンカで引き分けた兄貴とヴィラル、今度は
ガンメンで戦おうってことに・・・とはいっても、カミナの
ガンメンはこないだの戦闘で拾った残骸をリットナー村の
リーロンさんとか、竹尾ゼネラルカンパニーの専務なんかが
修理したもんで、まだカミナには動かせない。やられ放題に
なっても何なんでみんなで助けることになって戦闘開始。

 ガンメンは例によって弱いし、強敵と目されるヴィラルは
かなり離れたとこで高みの見物してるんで戦闘は楽。2、3
体倒すと、クラッシャー隊は手強いとみたのか、とりあえず
敵ガンメン軍は動けないカミナを襲う。
 こんだけの戦闘要員がいるのに、土木専任の自分が戦うこと
はないな、と控えていたシモンが兄貴の危機に発憤して出撃。
それを見たカミナも気合でガンメンを動かす。
 
 これはまずいと見たヴィラルさんも見物やめて戦闘参加。
案の定、他のガンメンよりはずっと強い。
 「よぅし! シモン! ここは合体だ!」
 「・・・そんな機能ないスから」
 「こういうのはな! 言ったもん勝ちなんだよ!」
 ・・・なんか本当に合体してしまいました。本来ラガンは
ドリル突き立てた相手を物理的、OS的の両面で侵食し、強制
合体するって機体なんで、カミナの小狡い理論はここでも正解
だったんだけど・・・前回言ったように他の作品の機体には効
かない。残念。

 グレンとラガンの合体したグレンラガン、これがかなり強い。
後にいぢめられキャラとして腐な人たちに愛されるヴィラルさん
じゃ相手にならず、多少は強かったのにあっさりやられて獣人軍
撤退。

 そこで終わりかと思ったら、なんでだか知らないが敵として
真ゲッターの敵であるインベーダーが出現。そういやぁ、最初に
カミナがケンカ売ってた相手が竜馬だったな。こういうことか。
 でも、このインベーダー、見かけ厳ついのにごっつ弱い。
大抵の味方ユニットの気力が貯まりまくってるせいか、どの機体
でも一撃で倒せたりする。何しに来たんだろ・・・・

 とかおもってたら、マップ終わったあとに獣人の大将、ロー
ジェノムさんが、いよいよ奴らが来たか。100億の猿が地上を
満たす時が云々・・・とかつぶやいていた。なるほどな、インベー
ダーてのは今回グレンラガンの最終的な敵であるあの存在の手先っ
てわけか・・・しかも許容される人類の数が随分増えてるなぁ。

  今日のお言葉「真に豪快な人は大抵のことがどうでもいい
         ので実は何の行動もしない」

  カミナの実像は最終話近くでシモンが夢に見てるとうり
  だと思う・・・そこが好きなんだけどね・・・

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