「オレは知っている。ヨメの全てを!」
 「わたしも知ってる。ダンナのこと全部!」
 「・・・で、やったの?」
 「いや、それがいろいろ邪魔が入って・・・」
 「じゃ、9割方知らないんじゃん」
 「え? 人間ってアレ9割なの?」
 「て、より、アレには人のイヤな部分とその克服が
 全部詰まってる」
 「・・・・とりあえずやってみようか・・・」
 「うーん、したいようなそうでないような」

   どうせあと10年くらいはできません。

 スパロボL日記 第12回

 「恐怖! 全身勃起病」

 なんか、擬態獣があちこちで悪さしてて、ゴーダンナー
の脇役さんとか、ダンクーガが対処してるらしい。で、
脇役の一人、脳までキンニクのモウカクさんが変になってる
って報告の途中で、ダンナーベースにも敵が来たってんで
他所の状況は後回しにして出撃する。

 「あー、ゴオは動かないようにね」
 「え?なんでですか葵博士」
 「そこいらにコンタクト落としたんだ」
 「うおぅ!」
 硬直するゴオ・・・葵博士、メガネだけどね。

 攻めてきたのはゴーダンナーのライバルキャラ、剣とその
相棒のルゥ・・・この辺の複雑な事情、一切説明無しかぁ。

 剣とルゥは基本的には中立なんだけど、敵である擬態獣を
優先に攻撃するんで、かまう必要はない。HPどでかくて
死ぬこたぁないから、削り役に徹底してもらいましょう。

 こっちの戦闘はルゥがこねて剣がついた餅を横から食って
りゃいいんで楽なんだけど、周辺の被害は結構出てるらしい。
 巻き込まれてる家出中のゴオの肉体的既成事実のない妻
杏奈さん。
 「ああ、動けないゴオちんがボコボコにされてる・・・
 似合うなぁあの人いぢめられキャラ」
 なんか変なとこでキュンとしてる杏奈さん。それをストーカー
してたゴオの弟に逃げるよう説得される。
 「杏奈ちゃんは戦わなくていいんだよ。兄さんのことなんか
 考えなくていいからボクと逃げよう! てか、ボクと逃避行
 してください!!」
 「いや、別にゴオちんのために戦ってたわけじゃ・・・あ、
 そっか、あたし好きでやってたんだっけ。ダンナと愛人が
 どうとか関係なくて、ロボットに乗って暴力ふるうのが大好き
 だったんだ! ありがとう!やっとわかったよ」
 ダンナーベースへ急ぐ杏奈。
 「ついでに、あんたが意識的にあたしらの既成事実、邪魔して
 たのもわかったから、あとで踏むよ!」

 杏奈、扱い辛いんで、封印されてたゴーオクサーで出撃。
 「杏奈! 何しに来た!」
 「暴力のかぎりを尽くしに!」
 「ああ、オレの知ってる杏奈が戻ってきた」
 ゴオ、コンタクトを忘れて行動開始。

 戦闘自体は餅食い戦術のおかげで敵は大抵一撃で落とせるし、
剣のブレードガイナーとルゥのコスモダイバーも擬態獣の反撃で
いい具合に削られてるんで、結構楽に落ちる。
 「うおおお! 剣、考えてみればお前との因縁も・・・」
 「あ、悪い。このあと床屋の予約あるんで帰るわ」
 「説明くらいさせろよー!! お初のお客だっているんだからー」
 ・・・意地でもこのまま突っ走るらしい。知りたいお友達はDVD
見てね・・・ゴーダンナーくらいならまだ絵のクオリティーの時代
ギャップに苦しまないでいいから。

 そのあと、杏奈とゴオの合体イベントがあってMAP終了。

 ベースに引き上げると、モウカクがラピッドシンドロームって病気で
暴走したあげく、味方に処分されて死んだって話が伝えられる。
 「ゴオにも感染の恐れがあるから戦わないほうが良かったんだけど
 ねぇ」
 「え? じゃコンタクトってのは」
 「うそだ」
 「えええええ!!」
 ・・・ラピッドなんとか以前に脳に病気あるよな、コイツ。

 「で、ラピッドなんとかってのは?」
 「擬態獣が媒介するウイルスでな、発病するのは男だけなんだが
 精神的には闘争本能の塊になって、敵味方かまわず戦い続けるよう
 になる・・・肉体的には、コクピット一杯に全身が勃起する(本当
 です)」
 「暴走はともかく、勃起は恥ずかしいなぁ・・・出撃やめときます」

 ゴオはとりあえずゴーダンナーを静流に譲ることに・・・
 「女は大丈夫なんですよね? 部分的に勃起しないでもないんですが」
 「大丈夫だ。元から乳もケツも始末に負えないくらいでかいんだから」
 既成事実からは遠いくせに、絵面だけは性獣の群れなんだもんなぁ。

 今日のお言葉「男は空勃起を重ねて大人に至るのだ」

   既成事実作る隙はあったと思うんだけど・・・
   やっぱゴオちんED疑惑が? そういえばラピッド
   発症しても生き残ったしな・・・

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